パソコンホームドクター アリンのブログ

東京都小平市を中心にパソコンの修理、設定、データ復旧を行っているパソコンホームドクターアリンと申します。パソコンの修理やHDDのデータ復旧、取り出しなど気が付いたことを書いていきたいと思います。
主にパソコン修理やネットワーク設定、プリンターなどの周辺機器設定をさせて頂いております。低価格で壊れたパソコンや外付けHDDからデータを復旧させる格安データ復旧サービスも行っております。
小平本店、国立支店、世田谷支店、練馬支店の4店がございます。

2022年02月

今日は少し変わったお電話内容を記事にいたします。
あまり気分の良いお話にはならないかもしれませんが、これってどうなの?と思い記事にしました。

先日、とある新規のお客様からのお電話が始まりです。
『パソコンが壊れてしまって・・・~~でして・・・』
「はい、修理可能ですよ、対応させていただきます」
そんな感じでいつも通りのお電話が続きます。
故障や不具合内容をお聞きして、おおよその費用などもお伝えすると
『じゃあお願いしようかしら』
そのようなお返事を頂けました。
「ありがとうございます。まずはご住所を頂いてもよろしいですか?」
『あ、住所ね、〇〇市✕✕町、△丁目、◎番地◇◇です。』
ここまでは普通でした。
この後、私はいつもお聞きすることがあります。
「ご自宅はマンションなどではなくて、戸建てですか?」
マンション住まいの方、特にお一人で暮らし始めたばかりのお若い方など、部屋番号を言い忘れてしまう方がいらっしゃるので、この文言で聞いております。
ですが、なぜか
『我が家は代々ここで暮らしております!マンションなどではありません!』
『明治時代に先祖か開拓して以来、ここで戸建ての家に住んでおります!』
『ご存じないかもしれませんが〇〇市で我が家の名前を出せば誰でも知っておりますのよ』
『それをマンションって、失礼じゃありませんこと?』
こんなような内容を急に言われ、私も出る言葉ありませんでした。
「・・・申し訳ございません。」
『あなた、東京の方?地方出身かしら?』
「はい、地方出身です」
『それならば仕方ないかもしれませんけど、我が家にいきなりマンション住まいかって、聞きませんよ普通は』
『私どもは✕✕町で多くの方に土地を貸し、アパート、マンションの賃貸をして、それだけではなく耕作も行っており、土地には余裕がありますの、それなのになぜマンションに住むんですか?それはないでしょ?』
『私どもにとってマンションは貸すものであって住むものではないのですよ、それなのに・・・』
こんな話が続きました。
今まで普通の方かと思っていたのですが、起爆スイッチを押してしまったかの如く、いきなり話し始められて呆気に取られてしまいました。

いわゆる地主さんだと思われますが、マンションってそんなにダメですかね?
階数が高ければすばらしい眺望のお部屋は沢山ありますし、防犯設備や管理人さん、多くの人が行きかうのでセキュリティは良いかと思います。ゴミも24時間出せる、宅配ボックスもある、サービスルームやコミュニティルームなどの共用部、それらメリットは多数あります。グレードの高いマンションだと管理人さん以外にコンシェルジュや階下にスーパーや病院、フィットネスジム、プールなどが併設されており、戸建てより駅近であることが多いのもマンションの利点でしょう。おそらく戸建てではなかなかかなえられない点だと思います。

マンションと戸建て、それぞれ良い点もあってダメな点もあります。
マンションだからダメとは珍しいお考えの方です。
私はどちらが上、下という上下関係もないものと思っておりました。と言いますか比べた事がありません。それぞれ好きな方に住めば良いかと思います。

また、私が電話で
戸建てですか?
と聞くのは失礼な事なんでしょうか?
そんなつもりも無いのですが・・・怒られてしまったのは初めてです。

ちなみにこちらのお客様のお宅へはご訪問しておりません。
丁重にお断りさせていただきました。
ご訪問をしたらまた何か他の事で怒られしていまうかもしれません。
それは私にとってもお客様にとってもストレスになりますので、ご遠慮申し上げた次第です。

暦の上では春ですが、まだ寒い日が続きますね。
パソコンホームドクターです。

先日ご訪問した国立市のお客様。
ご依頼は、とにかく調子が悪い、止まる、ログインできない時があるといったトラブル。
ご訪問し、パソコンを見させて頂くと確かに遅い、時々停止の繰り返しです。
パソコンはRyzen3の3000番台と比較的新しい。メモリ8GB、ストレージもSSDの256GBと目立った短所は無いように思えます。
古いパソコンならばあることですが、このパソコンはかなり新しい。しかもストレージはSSDでありタスクマネージャーを見てもボトルネックになっているようにも思えません。
もちろん、CPUやメモリもまだ余裕があります。

『買った時からいまいち動きが悪くてね、調子がいいときは順調なんだけど悪いときはフリーズをすぐするんだよ』
「買った時からですか?」
『動くときは動いてくれるんだけどね、ほらまた止まっちゃった』
お話しているそばからパソコンがフリーズ。
「あ、本当ですね、動かない」
10秒~20秒くらい経つとまた動き、またすぐに止まる。この繰り返しのようです。
また、新たな窓を開いてもすぐ停止。
これでは何をするにもストレスが溜まってしまいます。
古いパソコンならばよくあるのですが、なぜまだ比較的新しいパソコンで?と思いました。ウイルスも疑いましたがウイルス感染では無いようです。
もちろんパソコンの物理的な故障、と言ったわけではありません。
ならば何だろう?

リカバリーしてしまえば早いのですが、原因が分からなければ簡単にリカバリーとはいきません。
「すいません、少しお時間をください」
そうお願いして色々調べてみることにしました。

・・・・・調べてみるとどうもSSDが原因のようです。
何かとエラーを出しておりその都度動作が遅く、停止したように見えているようです。
いわゆるプチフリーズというものです。
なぜこれほどエラーが出るのか。
それもあまり見ないエラーばかりです。
「~~をしようとして拒否されました」
「~~の動作が停止しました」
「~~を試みてエラーが発生しました」
といった具合のものばかり。それがかなりの数。
ここでの復旧は難しいと判断しお預かりさせていただきました。

結果です。
このパソコンはSSDとの相性が悪かったようです。
聡明期や初期のSSDは相性がかなりうるさく、それなりに名の通っているメーカーでも相性が悪いと動作がおかしくなりますが、近年のパソコンでは珍しい。
このノートPCのメーカーは外国メーカーですが誰もが聞いたとこのあるメーカー。分解するとマザーボードは中国の、これも有名メーカーです。
SSDは韓国の半導体メーカー。自作をしている人ならば聞いたことがあるメーカーです。
決して聞いたことのないようなメーカー品を使っているわけではないのですが、やはり相性というものが存在し、今回はそれに当たってしまったようです。

SSDを別メーカーのものに交換し、リカバリーをしたら動作は見違えるようによくなりました。
もともと付いていたSSDは故障しているわけではないので捨てるのはもったいない。
お客様は要らないとおっしゃったので外付けSSDとして組み込み、使っています。
動作は大変快調です。

SSDのメーカーはHDDよりまだまだ聞いたことのないメーカーが多数あります。
そういったメーカーの品を選ぶと相性問題が発生しますが、それなりのメーカーの品でこうも相性問題があるというのはどうなんでしょうか。
出荷時に分からなかったのでしょうか。

お客様は最初から具合が悪かったとおっしゃっていましたが、今ほどではないのでしょう。
だから時々、ん? と思いながらも使っていらっしゃったんだと思います。
最初からちょっとおかしいパソコンは総じて長持ちはいたしません。
購入直後から、あれ? と思える動作が何度かあるパソコンはご注意ください。

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DELL Inspiron 17 3000シリーズ 3780のHDD交換方法を記事にします。
17.3インチという、最大サイズの画面を搭載したノートPCです。
15インチが見慣れているせいかやはり大きいですね。画面が大きい分、文字は読みやすいかと思います。
値段の割には大変よくできたパソコンだと思います。

早速ですが、いつも通り裏にしましょう。
バッテリーは内蔵タイプですのでカバーを開けないと取り外しができません。
このまま裏蓋を開けます。
裏面のネジをすべて外します。
DSCN2400

ネジを外したらDVDドライブを右にスライドさせこれも外します。
DSCN2402

外すとここにもネジがあるのでこれも取ります。
DSCN2405

裏面のネジがすべて外れた状態です。
DSCN2406

カバーを外します。プラスチックのヘラなどを隙間に入り込ませます。
多少力を入れてもツメがしっかりしてるため壊れにくいのですが、その分固いです。
DSCN2407

裏面カバーを外したところです。
HDDが右上に見えますね。
さあ、HDDを外して・・・と言いたいところですがまだ外すものがあります。
バッテリーです。
DSCN2408

このパソコンは最近多い、SATAケーブルがプリント配線となっているタイプです。
ケーブルでなくプリント配線なのは良いのですが、その配線がバッテリーの裏を通っています。
とりあえずバッテリーが見えたらすぐバッテリーを外しましょう。
赤丸のネジ4か所でとまっています。
DSCN2410

バッテリーを外したらHDDのケーブルを外します。
バッテリーの右下あたりの基盤に付いています。
DSCN2411

ツメを上に持ち上げればケーブルが外れます。
DSCN2413

あとはHDDを取り出します。
DSCN2414

SATAケーブルを抜けばHDDを取り出すことができます。
DSCN2415

ちなみにこのパソコンはM.2のSSDが接続できます。
バッテリーの左側が取り付け個所です。
分かりやすく基盤にSSDと書いてありますね。
SSDへの換装を考えている方はこちらにつけましょう。
この修理パソコンもHDDからデータを取り出し、SSDに交換作業を行いました。

いつもの事ですが、分解交換は自己責任でお願いします。
万が一のトラブルがあっても責任は負いかねますのでご了承ください。

パソコンが起動しなくなりまして・・・
先月、そんなご依頼をいただきました。
「電源を入れても何も反応がないんですか?」
『電源を入れると数秒だけランプは点きますがすぐに消えてしまいます』
これは本格的な故障かな・・・と思いながらご訪問。

ご挨拶を済ませ、パソコンを見させていただきます。
『これなんですが・・・』
お、お・・・これは・・・
そこには大きくてゴツイ、音も大きいケースが鎮座しています。
久しぶりに見ました。
スーパーマイクロというメーカーのSuperchassisシリーズのケースです。
基本的にはサーバー用のケースですが一般のパソコンにも使えます。

「これは、すごいケースですね」
『主人が使っているものですが、今、入院していまして。退院の目途がたたないので・・・私ではさっぱり分からなくて』
「ご主人様が作られたんですか?」
『主人はパソコン詳しいんです。だから私も何かあるとすぐ見てもらっていたんですが、今の状態だととても無理なので、お願いしました』
お体がよろしくないのか、退院はまだ先のようです。パソコンの不調を知らせると気になってしまうのでしょうね。ご主人様にストレスがかからないように、奥様のご主人様に対する優しさでしょうか。
仲の良いご夫婦って良いですね。

さて、パソコンですが本格的な故障です。
壊れているのは電源。
スーパーマイクロのケースは独自の電源を使っているケースがあるのですが、このケースはATX規格のものだったので良かったです。
電源を載せ替えれば動くはず。
ただ、詳しい検査と載せ替え作業のためにパソコンをお預かりさせて頂きたいのですが、ここからが問題です。
Superchassisシリーズのケースは重いのです。
一般的なATXのパソコンケースは軽いもので6kg程度。重くても12kgくらい。
このケースは25kg程度。
部品もすべて合わせると30kgくらいにはなるでしょう。
運び出すだけで大変です。
これが少々雑に扱ってもよい物ならばまだ良いのですが、パソコンです。精密機器の代表です。
取っ手やハンドルなど、手のかかる持ち手みたいなものもありません。
下から抱えて持ち上げるしかないのですが、30kgは重い。

引っ越し業者さんや宅配業者さんから見れば30kgくらい頑張って運べよ~と言われてしまいそうですが貧弱な私の体ではかなりの労力でした。

ただ
『大丈夫ですか?』
『無理しないでください』
『費用、たくさん取ってくださいね』
と逐一、お気遣いくださるお客様のお気持ちがうれしかったです。
やっと玄関を出て失礼させていただきました。
いやーこれで車に積み込むだけかーと思うところですが
・・・ここはマンションなんです。
車まではまだ遠い。
腰がもつかな・・・・・と必死な思いで持ち上げ、エレベーターを待ちます。
早く!早く!はやく!特急ボタンでもあればいいのに!と勝手なことを思いながらエレベーターに。
そして優しく優しく車に積み込みました。
頭の血管が2,3本切れたんじゃないか、と思えるほど必死でした。
いやーたまには体を鍛えないとダメですね。

ちなみに費用は通常通りです。
重いパソコン専用の料金は料金表には載せていませんので、頂くことができません。
台車を常に車に乗せておこうかな。

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