パソコンホームドクター アリンのブログ

東京都小平市を中心にパソコンの修理、設定、データ復旧を行っているパソコンホームドクターアリンと申します。パソコンの修理やHDDのデータ復旧、取り出しなど気が付いたことを書いていきたいと思います。
主にパソコン修理やネットワーク設定、プリンターなどの周辺機器設定をさせて頂いております。低価格で壊れたパソコンや外付けHDDからデータを復旧させる格安データ復旧サービスも行っております。
小平本店、国立支店、世田谷支店、練馬支店の4店がございます。

2022年01月

寒いですねぇ
1月末ともなれば寒いのは当たり前なのですが、どうしても声に出てしまいます。
こうも寒いとどうしても動きが鈍くなります。私は変温動物ではなく、おそらく哺乳類ですので恒温動物です。ただ単に寒くて腰があがらないだけだと思うのですが、やる気が無い時の子供と公園へのお出かけなどは変温動物並みに動きが鈍くなります。
子供からは
早く~!
と怒られますが、やる気が無い時は、北風が吹いている中、走り回るほどの元気はありません。
歩幅も狭くなり、つま先も上がらず、とにかくゆっくりです。
寒いけどラーメンを食べに行こう!と思い立って頑張ってラーメン屋まで来たけど、定休日でやってなかった、その帰宅途中の足取りに似ています。
やはり暑いほうが良いのかな・・・と心変わりしそうなパソコンホームドクターです。

先日、ご訪問した調布市のお客様。
調布市へ来るのは久しぶりです。
パソコンからエラーが出て直せないか?といったご依頼でした。
ご訪問させていただき、お客様宅のパソコンのあるお部屋に失礼させていただきました。
『あ、暖房入れておけば良かったですね、すいませんね』
お客様がそうおっしゃってエアコンのスイッチを入れてくださいました。
おお、ありがたい。
『え~と、パソコンを起動すると・・・こういったエラーが出て消えないんです。故障ですか?』
「あ~これですね。分かりました、見させてください。少しお時間を下さい」
『では私は下の居間にいますので何かの際は声をかけてください』
「はい、よろしくお願いいたします。」
お客様はそうおっしゃって1階へ。
お部屋には私一人でパソコンを見させて頂きました。
15分くらいたった頃でしょうか。
気が付いたことがあります。

このエアコン、ぜんぜん暖かい風が出てこない。

寒いのです。
昼間とは言え、まだ午前中。それもこのお部屋は北部屋なのか陽が入ってきません。
さ、寒い。
とりあえず手持ちのティッシュで鼻を拭いますが、それは一時的。
お客様が置いていったエアコンのリモコンをチラ見すると、設定温度は21℃の暖房となっています。

・・・・・パソコンじゃなくてこっちのほうが故障しているのでは?

エアコンはただの扇風機と化しています。
どうしようか、止めちゃおうかな、とも思いましたが人様の物ですので勝手に触るわけにはいきません
早くパソコンのエラー原因を見つけ、お客様をお呼びするしかないのです。
この時の私の集中力はすさまじいものがあったかのように思えます。
30分ほどで原因がわかり、修復作業を試みました。
何とか修復できたようです。もうエラーも出ないし、正常動作確認できました。

やっと1階にいらっしゃるお客様をお呼びできます。
お客様が部屋に入って一言
『あれ?なんでこんなに寒いの?エアコンつけ忘れたかな?』
「・・・点いているようなのですが・・・」
『ついてるね、暖房にもなってる。・・・あれ?こっちも壊れたの?』
そのあとあちこちピッピッ、ピッピッやりましたが温風は出てきてくれません。
『ありゃーエアコンも壊れたのか』
『こんな寒い部屋ですいません、声をかけてくれればよかったのに、他にストーブもありますから』
「いえ、大丈夫ですよ」
『本当にすいませんね。この部屋はあまり使わないから、先週まではちゃんと動いていたんだけど』
『風邪とか、大丈夫ですか?』
「大丈夫ですよ。寒いのは強い方ですから」
『ちょっと待っていてくださいね』
そうおっしゃって熱いお茶を出してくれました。コップ2杯分。本当においしかったです。ありがとうございました。

パソコンよりエアコンの方が重症の様で、パソコンはそれほど大したことではなく直ってしまいました。
正直なところ、今の時期に風邪をひくとコロナと間違われそうなので、風邪をひいたら困るな~と思っていましたが何事もなく過ごしています。
まだまだ体は丈夫なようです。

『このパソコンより性能の低いパソコンってありますか?』
え?
ご自宅にお邪魔させていただき、なかなか見事に壊れたパソコンを見せてもらい、いきなり言われたので、聞き間違いかと思いました。
「性能の低いパソコンですか?」
『そうです。これより低いもので十分です』

性能の高いパソコンが欲しい、ならよくあるのですが
性能の低いパソコン、というのは初めてです。

「そのパソコンは3年ほど前のものですので、中古になってしまいますけどいいんですか?」
『中古で十分です。お願いします。』
そんな感じでお引き受けいたしました。

「失礼ですが、高い、ではなく性能の低いパソコンと言うのはなにかご事情があってのことですか?」
お客様にもいろいろ言いたくないこともあるのでしょうから聞かなきゃいいのに、聞いてしまう事が私の悪い所です。すいません。気になっちゃうんです。
『子供が無理やりパソコンを壊しまして・・・』
「無理やりですか?」
『なんでも本人が言うにはこのパソコンでは、やりたいオンラインゲームができないらしくて、新しいのを買ってくれとずっと言っていまして』
『でも壊れているわけじゃないのでもったいないじゃないですか。インターネットもwordなんかも使えるし。だから壊れるまでダメだって言ったんですよ』
『そういったからでしょうね。無理やり壊したみたいで』
「なるほど・・・」

確かにこのパソコンは物理的に破損しています。液晶は割れて映りません。キーボードも何個かキーが外れ、角も割れています。
相当強く衝撃が加わらない限りこうはなりません。
『無理やり壊すっていうのはダメでしょう?だから私もきつく怒ったんです。でもパソコンが無ければ授業ができなくて。学校でパソコンを使った課題も出ていますので』
『これで良いパソコンを買ったらあの子の思う壺ですから、このパソコンより下のパソコンで我慢しなさい!となったんです』
「なるほど、それで性能の低いパソコンを、ですね」

おっしゃる通りパソコンを無理やり壊すのはダメでしょう。お金もかかるし、なによりパソコンがかわいそうです。
i5にメモリ8GBと決して低性能のパソコンではないのに、壊してしまうとは本当にもったいない。

『インターネットとメールやwordなんかが出来ればいいんです。安く中古でいいです。どうせまた壊しますから。』
「分かりました。中古で良いならありますよ」

そんな感じでもう少し古いパソコンを販売いたしました。
さすがにCPUがceleronは気の毒かな、と思いi3にしましたが、メモリは4GBしかありません。増やしたくても増設スロットがなく、オンボードメモリなので変更できません。
用途を考えれば、使用できますが、オンラインゲームなど負荷のかかる作業は結構厳しいでしょう。

お客様は喜んで下さいました。ただ、お子さんがどのように思ったかは分かりません。
こちらの希望としては、できるだけ大事に使ってほしいな、と言う事です。
人の物ですから私がいろいろ言うのは間違っているのですが、パソコン好きの人間としては、雑に使われている汚いパソコンをみると残念な気持ちになってしまいます。
本当に余計なお世話を言われそうなことですが、今度は壊さず、パソコンが寿命を迎えるまで使ってほしいものです。

先日、国立市のお客様宅にご訪問させて頂いた時の事です。
経理関係のお仕事をしており、いつもテキパキとお仕事をされており、忙しそうだなぁといった感じがする方です。
パソコンにも結構詳しい方で、ご依頼があるときはいつも少しややこしいことが多いのです。

今回はICカード類を読み込むICカードリーダーが使えないとのご相談。
ドライバーもインストールしているはずだけどデバイスエラーが出て使えないらしいのです。
本格的な不具合かな?それかICカードリーダーの故障かな?と思いご訪問。

パソコンを見させていただくと確かにデバイスエラーの表示が。
再度デバイスを削除しインストール。念のために途中で再起動。
ん~やはりおっしゃる通りダメですね。

パソコンは2週間前に買ったばかりとのことですので、パソコン側での不具合の可能性は低い。じゃあカードリーダーの故障かな?と思いましたが、今まで使っていらっしゃったパソコンでは正常に使え、認識しており、故障の可能性もない。
お使いのICカードリーダーがWindows10に対応していないのかな?と思いましたが公式HPでWindows7、8.1、10 32bit、64bit共にすべて対応と書いてあります。今まで使っていたパソコンも古いですがWindows10です。
ならば何だろう?

少し調べてみるとWindowsのサービスであるSmartCardがありません。
SmartCardが無ければICカードは利用できません。と言いますか、カードリーダーなどこのサービスに依存しているサービスはすべて利用できなくなります。
サービスが停止しているならわかりますが、なぜ無いのか。
ICカードのデバイスを再インストールするとまたサービスが復元されますが、削除するとなくなります。
今まで使っていたパソコンではそのようなことはなく、ICカードを付けていればSmartCardサービスは自動で開始されます。
なおさらよく分かりません。

SamrtCardサービスに依存するレジストリ情報を調べますと、レジストリでは正常のようで破損や損失は無いようです。
ん~何だろう?
いつも通りこちらのお客様のご依頼は難しい。
そんなことを思いながら色々調べていました。

その中で気が付いたことがあります。
ICカードリーダーの内部をよく調べますと、このICカードリーダーはかなり昔のもの。
これが作られたころはWindows10はまだ無く、7か8の時代に作られたもののようです。
こういったものは多々ありますが、今回はこれが引っ掛かりました。
公式ではWindows10対応とありますが、本当に対応しているのか。
今まで使っていたパソコンはWindows10ではあるもののベースはWindows8です。
今回使おうとしているパソコンは初期からWindows10だけしか入っていません。
これが引っかかる。

Windows7か8でないと無い何かを使ってデバイスを作成しているのでは?と思い始めました。
色々調べると尚更その疑いが濃くなってきます。
ただ、ベースが7か8でないと使えないとなると、このICカードリーダーは新しいパソコンでは使えないということになります。
結局、新しいICカードリーダーを買うしかない。そうなるとこの場では解決したことになりません。
「おそらくこのICカードリーダーが公式ではWindows10対応とありますが、Windows7か8をベースとしたWindows10しか対応していないように思えます。」
『分かります、ならば新しいの買いますよ』
「絶対そうだ、とは言えないのですが・・・色々調べますとそうとしか思えないように気がしまして」
『いや、私じゃあさっぱり分からなかったからそう言っていただければ信じますよ』
もしこれで違かったら申し訳ないな、と思いながら、煮え切らない状態で失礼させていただきました。
せっかく私を呼んでくれたのに、おそらく、と言ったはっきりしない結論というのは大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。
こうすれば直ります!これで直せました!といった確かな結果を求められているのにそれができない事が情けないのです。

2日後
お客様からお電話がありました。
『新しいICカードリーダーに変えたらすぐ使えましたよ。SmartCardサービスも動いているし完璧ですよ!』
と良いお知らせのお電話がありました。
私としてもやっと落ち着いた感じで、間違えていなかったことに安堵しました。
しかし、このICカードリーダーは大手メーカーのもです。
おそらく多くの方が聞いたことのあるメーカーです。
そういったメーカーがこのようなデバイスドライバーを出しているとはいい加減ですね。
普通なら公式HPを信じて、Windows10でも動いてしまうと思うでしょう。私も最初はそう思っていました。しかし、いろいろ調べると、どんどん、これWindows10に対応してるの?と思えることばかりでした。

結果として間違えたことを言っていなかったので良かったと思います。
公式HPに載っていることが100%正しいというわけではありませんが、今回はちょっとややこしいトラブルでした。

パソコンホームドクターのアリンのHP
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新年あけましておめでとうございます。

少し遅いごあいさつになってしまいました。
例年、年明けは比較的ゆっくりしているのですが、今年は比較的バタバタとしておりブログの更新が遅れました。
ご訪問先のお客様のお宅が遠い方が多く、移動に時間がかかってしまい、他の時間が取れないというやむを得ない状況でした。

その中でも池尻大橋のお客様のお宅にご訪問させていただいた時の事です。
池尻大橋といえば渋谷まであと一駅の都会です。
お客様のお宅は駅のすぐそば。周りは家というよりビルやマンションなどが多く尚更都会です。

私がご訪問したら他の訪問者の方がお一人。
何やら洗面所と思われるあたりで工事中。
洗濯機でも入れ替えているのかな?と思いましたが黙々と工事をされているのでお邪魔にならないよう、こちらもパソコンの入れ替え作業を別のお部屋でさせて頂いておりました。

1時間くらい経った頃でしょうか。
洗面所のほうで話し声が。どうやら工事が終わったようです。
その方が帰った後
「何か工事されていましたが、洗濯機の故障ですか?」
と何気なく私が聞くと
『いえ、壁の修復工事なんですよ』
とお客様。
「壁ですか?」
『お正月にタヌキの子供が壁の間に落ちたようでしてね、とりあえず警察を呼んで、救出するために壁に穴をあけたんです。』
「こんな都会にタヌキがいるんですか?」
『いるみたいですねぇ。天井裏で歩く音が聞こえて何だろうと思ったら、今度は壁から鳴く声がして』
『子ダヌキだから壁と壁の間のわずかな隙間に落ちちゃったようで』
「それで助かったんですか?」
『警察の人が言うには元気だったみたいですよ』
「よかったですね、壁に穴まで開けたのに死んじゃっていたら・・・」
『そう、それだけは良かったと思っています。ただ、穴が開いたままじゃ困るから今日、塞ぎに来てもらったの』
「それは大変でしたね」
『私も初めてだけどね、こんなこと』

しかし、周りはビルやマンションだらけ。空地など一切ありません。道も幹線道路がすぐそばを走っており、交通量も多い。こんな都会にタヌキが生活しているとは。
田舎出身の私ですらタヌキは動物園でしか見たことがないのに・・・
逆に中途半端な田舎にはいないのでしょうか?

また、助かったのはよかったですが、壁に穴まであけて救出とはお正月早々大変だったと思います。
壁の修復作業はお客様負担でしょうから尚更です。
放っておけば必ず死んじゃうので、私も助けてはいたでしょうけど、せめて壁の費用くらいはタヌキに負担してもらいたいものです。
タヌキ救出の実況中継でもしてYoutubeで流しましょうか。
それだけで利益が出るほどYoutubeは甘くないでしょうね。
鶴の恩返しのような、タヌキの恩返しがあっても良さそうな出来事でした。

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