パソコンホームドクター アリンのブログ

東京都小平市を中心にパソコンの修理、設定、データ復旧を行っているパソコンホームドクターアリンと申します。パソコンの修理やHDDのデータ復旧、取り出しなど気が付いたことを書いていきたいと思います。
主にパソコン修理やネットワーク設定、プリンターなどの周辺機器設定をさせて頂いております。低価格で壊れたパソコンや外付けHDDからデータを復旧させる格安データ復旧サービスも行っております。
小平本店、国立支店、世田谷支店、練馬支店の4店がございます。

2021年11月

NEC LAVIE A23 A2365/BAB 型番PC-A2365BABの分解について記事にいたします。
おそらくA23 A2377モデルやA27 A2797モデルなども同様だと思います。

暗いかな?と思い手元の電気を全て着けたのですが、電球色のLEDライトがかえって暗いイメージにしていまい、色が悪くなってしまいました。見え難くてすいません。

いつも通り逆さにします。
重いので大変ですが、丁寧に行わなければ裏面にある画面が壊れてしまいます。

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ネジをすべて外しましょう。

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こんなところにもネジが。

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すべて外したら裏パネルを外します。
右下または左下が外しやすいです。
プラスチックヘラがあれば簡単ですが、ノートパソコンの裏パネルなどよりは重いので力が必要です。

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裏パネルを外すことができればすぐに中身が見えます。

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SSDはKIOXIAのKXG6AZNV512G。容量は型番にもある512GBのものですね。
チップは片面のみです。
SSDの裏側にヒートシンクが貼ってあり放熱対策はされています。
負荷をかけても温度は46℃程度までしか上がりませんので十分対策は取られていると思います。
これ以上の熱対策は要らないでしょう。
リードは3000MB/sを少し超えたくらいでした。
ライトは2700MB/s程度。
最速とはいきませんが、現状では必要十分の速度でしょう。

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HDDを入れる場合はここですね。

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このモデルはHDDが付いていないモデルなので空っぽですが、SATAケーブルは付いていますのでHDDさえあれば装着することができます。ただし、取り付けネジが無いのでそれは自分で用意する必要があります。

このモデルはCPUがCorei7なので、処理速度が速い分、熱が出るようでややCPUファンがうるさいのが欠点です。
CPU上部に50mm角、厚さ10mmのヒートシンクを取り付けましたが、その程度のヒートシンクではCPUファンを静かにさせるには役不足のようで、あまり効果は無かったようです。
一応、温度は2~3℃は低くなったのですが、音はほぼ変わらないように思えました。
無いよりかは良い程度かな・・・

すいません、写真は撮り忘れたのでありません。
どうやったら静かになるか考え、試していた最中でしたので、写真の事は忘れていました。
なお、取り付け方は、CPU上部に裏面にグリスを付けたヒートシンクを耐熱、静電気防止の結束バンドで留めています。

いつもの事ですが、分解交換は自己責任でお願いします。
万が一のトラブルがあっても責任は負いかねますのでご了承ください。

パソコンホームドクターです。
先月末、久しぶりに実家に帰省をして両親に孫の顔を見せてきました。
コロナが流行ってからは行っていませんでしたので、約1年10カ月ぶりくらいでしょうか。
LINEでテレビ電話的なことはしていましたので、幸い子供もおじいちゃん、おばあちゃんの顔を忘れずにいてくれましたが、やはり定期的に孫の顔を親に見せるのは親の子供である私の責任であるような気がします。
お互いに喜んでくれたようで連れてきた私としても嬉しかったです。
今後はコロナがどうなるのか分かりませんが、子供の成長は早いのでできれば定期的に顔を見せに行きたいですね。

さて今回の記事は最近あった事ではなく、数年前にあったことです。
少し前の事で恐縮ですがちょっと思い出したので記事にします。
私はある法人さんのパソコントラブルなどの業務を受けさせてもらっていました。
その法人さんは東京に2店舗、営業所があり東京以外にも支店が数店舗ある法人さんです。
このくらいの規模になると、それなりにパソコンの詳しい方がいらっしゃって、普段はその方がトラブルなどがあった際に修理や復旧を担当していると聞いておりました。
ただ、その方一人では手が回らない、よく分からない時などに私が呼ばれて修理や復旧などを受けさせてもらっていました。

法人ですのでパソコンが何十台もあります。
当たり前ですが、それだけあれば定期的にトラブルが起きます。
代表的なトラブル、インターネットにつながらないトラブルも何度も発生しています。
そんな時、その法人さんのパソコンに詳しい方は
『ルーターの電源を抜き差ししてください』
とよく言います。
これはその通りで、インターネットにつながらないトラブルの1割~2割程度はルーターの電源抜き差しで良くなる事があります。
ただ、残りの8割~9割程度は別のトラブルが原因でインターネットが不通になっています。
ここまでは良いのです。

ある日、その方からのお電話で
『どうやってもインターネットがつながらないんだけど、考えられる原因は何ですかね?』
と聞かれたことがあります。
なので私が
「一通り試したのならばルーターが壊れてるんじゃないですか?」
と言うと、その方は
『ルーターは壊れませんよ』
と一言。
「いや、ルーターも機械品だから壊れることもあるでしょう」
と言っても
『ルーターはシンプルな構造だから壊れませんよ』
と返ってきました。
確かに、パソコンと比べるとルーターの構造はずっとシンプルです。壊れることは滅多にありません。
ただ、機械品ですので壊れないことはあり得ません。当たり前の事なのですが、どんなに単純な機械であっても機械である以上、壊れます。
現に私は壊れたルーターを何度か見てきています。
電源が入らないのはもちろん、DHCPが設定できない、インターネットの接続情報が保存できない、ブリッジモードが有効にならない、速度が異常に遅い、などなど様々な故障を見てきました。
ただこの方はその話を言っても信じてくれません。
毎回
『ルーターは壊れませんよ』
の一言だけで終わってしまいます。

この方は元SEだそうです。
SEの世界ではルーターは故障しないもの、となっているのでしょうか。
そんなことは無いと思いますが、不思議です。
SEなのでパソコンの修理などの経験は私の方があると思うので、たまたまそういった現場に出会わなかっただけでしょうか。

そのことについてもう少し詳しく話を聞きたかったのですが、しつこく聞くと怒ってしまう方で、また私より年上の方だったので聞きにくい点もあり聞けずじまいでした。
今となってはその方は、その会社を辞めてしまい、その答えは闇の中です。
その方がいる時にルーターが壊れれば証明できたのですが、そういった事もなく、ルーターは元気に動いてくれていたので、うやむやなまま終わってしまいました。
未だにルーターは壊れない、といった根拠が知りたいです。
なぜそう思ったのか、そこには私には知り得ない何かがあるのか、気になります。

ルーターは稀有な事ですが、壊れます。
インターネットがどうやってもつながらない場合は、疑ってみるのも良いかと思います。

パソコンホームドクターです。
10月から緊急事態宣言も終わり、多くの方がリバウンドを想定していたのではないでしょうか。
私もその一人ですが、全くと言っていいほどリバウンドが起きませんでした。
そのため10月の下旬くらいからでしょうか。そういったリバウンドを心配していて出歩くのを躊躇っていた方が徐々にではありますが、動き始めたように思えます。

10月~11月は行楽シーズン。出歩くには持って来いの陽気ですね。
そのせいもあってか、出歩く人が増えてた様で、弊社の電話は静かなものです。
パソコンは基本的に触らなければ壊れません。
まったく触らず、電源を入れないのもダメですが、基本的には触るから壊れる、不具合が起きるのです。
昨年後半~今年前半はテレワークや巣籠などによるパソコンの需要が増え、ご依頼も多くありましたが、最近はかなり落ち着いている状態です。
いつまでもこのままでは弊社としては困ってしまうのですが、しばらくはこの状態が続くのかなと思います。
特に最近は陽気が良く、出歩くには一番良い気候が続いています。
緊急事態宣言も無くなり、コロナ感染者も激減となれば、少しくらい出歩いても大丈夫と考える人が増えるのは当たり前のことですね。
いままで我慢していた反動が来ているのでしょう。

そんな訳で、私も仕事が休みの時は子供を連れて実家や、他県、少し離れた公園などに遊びに行っています。
インドア派の私も、やはり外に出たくなり、いつもなら重い腰が、外に向くようになっているのは自粛疲れの反動でしょうか。
このままコロナがますます減って、良い薬が出て、インフルエンザと同じような扱いになってくれれば良いのになぁと思います。
来年中には2019年頃と変わらない日常が戻ってくるのでしょうか。
早くそうなってほしいですね。

11月に入り、日が短くなってきましたね。
夕方4時ともなると、足元にあった影が3mほどまで伸びています。
夏には真っ黒だった影も弱々しく、グレーのように見え、影の周りは赤い夕日が覆いその光はもっと弱々しい。
やはり秋はこのもの悲しい雰囲気が好きですね。
しかし、ご訪問時には弱々しいとは正反対な出来事が。

東大和市のお客様のお宅での出来事です。
『パソコンの表示がおかしいんだけど、見てくれるかな?』
そんなお電話でご訪問したお宅です。

パソコンを拝見させていただきました。
比較的あたらしいデスクトップのパソコン。
画面は黒背景に大きなアイコン。おお、セーフモードじゃないか。
これはどこか壊れてるな。と予見できます。
現状について説明し、最後に私が一言。
「こうなったのはいつからですが?」
この一言を言わなければよかったのですが・・・

『いつって、これ使っていたの誰だっけ?マコトか?』
マコトさんとは息子さんかな?
『違うわよ、サトルよ』
と奥様。
サトルさんも息子さんかな?
そう言って
『サトル、パソコンいつからおかしくなっていた?』
とサトルさんに聞きに行きました。
『さぁ先月くらいかな?』
サトルさんから一言。
『先月?そんな前からだっけ?1週間くらい前じゃないか?』
『知らないよ』
『いや、知らないじゃなくて、サトルがおかしくしたんだろ?』
『俺じゃないよ、マイだよ』
マイさん?お嬢さんですかね?
『いや、私じゃないし、マコトでしょ』
『いや僕じゃないよ』
『マコトでしょ』
『兄ちゃんだよ』
『俺じゃないから、マイ、おかしくなったって言ってたじゃん』
『あの時はもうおかしかったの!その前に使ったのはマコトでしょ!』
『いや僕じゃないって』
と兄弟で誰が壊したか、と揉め始めてしまいました。

しばらく兄弟間で責任のなすり合いの様な状態が続いていました。
誰が壊した、お前だろ!違う!きっとあの時だ!だからその時に使っていたのは・・・!違う

・・・兄弟ケンカのようになってきてしまいました。
余計な事、言わなきゃよかったかな・・・
そう思って一人でパソコンのお部屋で待機していると
『あ、どうも、こんにちは』
一人のお年寄りが。
お客様宅のおじいちゃんのようです。
「あ、どうも、お邪魔しています」
音もたてずに急に現れたのでびっくりしてしまいました。
『パソコンが・・・壊れたんだって?』
「そうなんですよ。私はパソコンの修理をしに来たのですが、いつパソコンが壊れたかでちょっと揉めていらっしゃいまして・・・」

『前に私が、パソコンのコンセントを抜いたのと関係あるかね?』

・・・今、なんとおっしゃったのですか?
『パソコンの電気が点けっぱなしだったからさ、もったいないから、コンセント抜いたんだけどそれのせいかね?』
「え~と、それはいつ頃ですか?」
『先週だね。消すボタンがどこかわからんから、コンセント抜いちゃったけどダメだったかね?』
はい、おじいちゃん確定です。
隣りのお部屋ではいまだに、誰がやった、お前か、お前かの兄弟ケンカ。この間に割って入っていかねばなりません。
「あの~・・・お話し中のところすいません、どうやら原因はおじい様のようなんですが・・・」
皆さん、えっ!?といった表情。
『パソコン点けっぱなしだったから、コンセント抜いたんよ。それだと壊れるの?』

『おじいちゃん・・・』
『勘弁してくれよもう・・・』
『じいちゃんさぁ一言言ってよ』

『じゃあ点けっぱなしにするなって。消していきなさい。何回も言ってるよ』
おじいちゃんは悪くないでしょう。言っていることはもっともです。

確かに消し方を知らないとなるとコンセントを抜いてしまうかもしれませんね。
普通の家電はコンセントを抜いても壊れることはありませんからね。
ただ、パソコンは壊れます。絶対壊れるわけではありませんが、壊れることが多々あります。

いつ壊れたか大体わかりましたが、別に無理に聞かなくてもよかったことですので、私が余計な一言を言ったせいでご家族内でトラブルになってしまいました。申し訳ございませんでした。
ただ、修正する場合もいつ頃壊れたのか、壊れた際の挙動や状態になにか不思議な点が無かったか気になるためどうしても聞いてしまいます。
時にはその情報が元となり、復旧できることもあります。

システムの故障だけでしたので修正して作業は終了させていただきました。
HDDなどストレージが壊れなくてよかったです。
たまに、1発でストレージが壊れることもあるのでそうなるとデータ復旧が大変です。
※ご家族のお名前はプライバシー保護のため本名とは違うお名前を使っています。

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