パソコンホームドクター アリンのブログ

東京都小平市を中心にパソコンの修理、設定、データ復旧を行っているパソコンホームドクターアリンと申します。パソコンの修理やHDDのデータ復旧、取り出しなど気が付いたことを書いていきたいと思います。
主にパソコン修理やネットワーク設定、プリンターなどの周辺機器設定をさせて頂いております。低価格で壊れたパソコンや外付けHDDからデータを復旧させる格安データ復旧サービスも行っております。
小平本店、国立支店、世田谷支店、練馬支店の4店がございます。

2021年04月

パソコンホームドクターです。

今日は少し変わった趣向でまとめたいと思います。
私のお客様は、一番多いお客様の年齢層の方々が
60代~70代です。
お子さんが大きくなり手がかからなくなりご自身もお仕事をリタイヤまたはセミリタイヤされ時間的に余裕ができた方、かつ、まだまだお体も健康な方。
こんな方が一番多くいらっしゃいます。
このくらいのご年齢になるとゆとりを持っていらっしゃるのか、多くの方が広いお心をお持ちになって私のちょっとした失言や粗相にも目をつぶって下さいます。
私も余計なことを言わなければいいんですが・・・口数が多いものでどうしても・・・すいません。
そんなわけで私も大変接しやすくお仕事がしやすいのです。

一方で、30代中盤~50代前半の方はあまりいらっしゃいません。
一般的には30代~40代の方が一番パソコンに詳しい世代らしく、その世代のお客様は現役バリバリで働いていらっしゃり、かつ、年齢的に管理職。お仕事も大変忙しい。
おそらくご自宅に帰ってパソコンなど触っている時間が無いのかもしれません。
たまの休みしかパソコンに触らなければそれほどパソコンは壊れません。
多少の不具合もご自身で直せるでしょう。

20代の方はいらっしゃいますが、お若いのでなかなかお金が無く費用が心配、電話しにくいといった理由でそれほど多くはありません。
費用が心配で電話しにくいという理由は大変よく分かります。お電話さえくだされば概算ですがお見積りを口頭で申し上げることはできるのですが、それもなかなか難しいのでしょうね。

前置きが長くなりました。
本題ですが、私のお客様の最高齢は94歳の方を筆頭に90代~80代後半の方が10名ほどいらっしゃいます。
90代にもなってまだパソコンの修理をしようと思うことは大変すばらしい事です。
90代ともなればパソコンの修理より、自分の体や頭を直す方が多いのに、まだパソコンを直す余裕があるという事はお元気な証拠です。
そういった方に共通していること。
それは現役の頃のお仕事が社会的に地位の高い方が多いという事です。
大学教授だった方、元お医者さん、研究者の方、官僚の方、名前を聞けば多くの方が知っている大会社の方
それなりの地位にいたからこそ、金銭的な余裕がありパソコン修理を頼むことができるのでは?
とも思うのですがそれだけではないようです。
お若いころからしっかり勉学に励み、先の事を見通して生活をしてきたからこそ、健康にも気を使い、ご高齢になっても元気にしていられるのではないかな?と思います。
あとは皆さん共通しているのはどなたも大変物腰が柔らかく丁寧な方ばかりです。
社会的に言えば私よりずっと上の方ばかりです。
中には『俺は偉いんだ!』と思っている方がいても良いと思うのですが・・・事実偉いわけですし。
ただ、そういった方がまったくいないのです。

私のお客様をみていると、私も将来はこんなおじいちゃんになりたいなぁと思う方ばかりです。
こんな物腰の柔らかい、丁寧で、それでいて色々話す、そんなお年寄りになりたいですね。
社会的地位はまったく劣りますが、私も多少は健康に気を使っているつもりです。
90になっても趣味でパソコンを直している、そんなおじいちゃんになれるでしょうか。
ゆとりをもって生活を送り、誰にでも丁寧でやさしい、そんな爺さんになれるでしょうか。
そのころにはパソコンは無くなっていそうですが・・・

お客様の事をあまり、おじいちゃんとかお年寄りと呼ぶのは失礼かもしれませんが
そうなりたい期待をこめて今回記事にいたしました。

パソコンホームドクターです。

先日、三鷹市のお客様のお宅へご訪問させて頂いたときのことです。
パソコンが起動しないというご相談だったのですが、お部屋に通されて発見したのは大型のタワー型パソコン。おそらく自作。
おお!これは、なかなか面白そうなパソコンじゃないか!
と思い、どんなパソコンなのか、どんな部品が積まれているのか気になって仕方がありません。
お客様は
『先週くらいからなんですけど、パソコンをつけていた時に見たこともないエラーがでて・・・』
と症状や気になった点を細かく伝えてくれます。
そのお顔は少々困り顔。
わざわざ自作しているパソコンです。相応のヘビーユーザーでしょう。そんなパソコンが使えなくなっては困るでしょう。
一方私はどんなパソコンが気になって、少々わくわく顔。
変な人が来たなぁ、と思われたかもしれません。すいません。

故障原因は電源ユニットが故障していたのですが、やはり見た目通り良い部品が積まれていました。
「いいパソコンですね~」
この言葉を何回言ったでしょうか。
何回も言いすぎてかえってお世辞と取られてしまったかもしれません。
私はお世辞は言うのも言われるのも好きではないので、だいたいは本心なのですが、そう思われても仕方ないくらい言いました。

というのも仕事柄か、こういったゴツいパソコンがあると気になって仕方がないのです。
友人や知り合いのお宅へ行ってちょっと大きめのパソコン、もしくはノートパソコンでも見慣れないタイプ、ゲーミング仕様などがあると触わりたくて仕方がありません。

電気屋さんに行くと、用が無くてもほぼ必ずパソコンコーナーに行くのですが、性能表が書いてあっても自分でわざわざ性能を調べます。
変な画面で止まっているパソコンがあると直しておくのも日課の一つです。
店員が近づいてくると接客が始まるので、買う気もないのに接客をされるのも申し訳ないですし、そうなる前に帰りますが、誰もいなければ終始パソコンコーナーに一人でいます。
とにかくパソコンを見ると触りたくて仕方がないのです。
闘牛が赤い布などを見ると向かっていくのと同じなのでしょうか。

これは職業病でしょうか。
パソコン好きな人はほぼこうなのかな?と思っていましたが、今のところ共感を得てくれた人は誰もいません。
パソコンにまだ興味がある事は良い事だと思っていますが、ちょっと極端なのかな、と思うようになりました。
私も!という方がいたら教えてください。

府中市のお客様でのちょっと不思議な出来事です。

法人のお客様なのですが、社員の方全員で1週間ほど地方へ出張し、お仕事をして昨日帰ってきたとの事でした。
今日1週間ぶりにパソコンの電源を入れたんだけど、ネットワークで共有しているフォルダがつながらないとのご連絡です。
共有フォルダがつながらなくなるのはよくあるのですが、今回はいつもの不具合とちょっと違っておりました。
①共有したはずのフォルダがまったく共有されていない。
②ネットワークからの共有の設定がすべて共有無効設定になっている。
③最後にワークグループ名が今まで使っていたWORKGROUPではなく、英数字の羅列になっている。

気が付きさえすれば、修正して、再度共有化するのは難しい事ではないのですが問題はだれが設定を変えたのかという点です。

ちなみに、1週間前の出張当日まで問題なく共有できていたとのことです。

①と②はWindowsUpdateによって共有が初期化されてしまう不具合は稀にあるのですが、③はWORKGROUPという名前が初期の名前です。初期化されてもWORKGROUPのままのはずです。そうなると誰かが変更したとしか思えません。
その旨を伝えると、さすがにお客様が少し気味悪がっていました。
『そうなると、誰かがこのパソコンを触ったってことですが?』
「その可能性が一番高いんですが・・・どなたか触ったりはしましたか?」
『いや、出張中はだれも来ていないはずだけど、え?本当ですか?』
ログを調べてみます。
3日前にパソコンが動いた形跡がありました。

スリープで電源を切り、何かしらの信号でパソコンが点いたのかもしれませんが、そのログは確認できません。また、ワークグループを変更した意味が分かりません。ログを見る限り、誰かが触ったとしか思えないのですが・・・
『いや、誰も触っていないはずです。鍵は社員しか持っていないし、全員出張に行っています。あとは大家さんしか持っていないはずですよ』
「大家さん、ですかね?」
『いや、普通は勝手に入ってこないので・・・えー?なんで?』

お客様は終始気味悪がっており、もし誰かが入ってきたいのならば防犯面も考えないとなぁ、とおっしゃっていました。
誰かが入ってパソコンをつけたとしか思えないのですが・・・ただ、その人が実在するとなればなぜわざわざ共有設定を外し、ワークグループ名まで変えたのか分かりません。
少し不思議な出来事でした。

国分寺市のお客様より
『壊れたわけじゃないんだけど、パソコンがかなり熱いんだけど大丈夫かな?』
とご連絡がありました。
『ちょっと心配だからとりあえず見てくれる?』
はい、ご訪問しましょう。
何度かご訪問させていただいているお客様ですが、久しぶりにご連絡があり、お宅がどこか忘れてしまいました。
こんな時はカーナビですね。やはり人間の頭より文明の利器に頼るのが一番ですね。

お宅に到着後、パソコンを拝見させていただきます。
かなり新しいパソコンです。
「パソコンは買ったばかりですか?」
『去年の秋ごろに買ったんだけど、最初から結構熱くてねぇ』
とりあえず調べましょう。

新しいパソコンなので、CPUの排熱処理が上手にできず熱いというのはハイエンドパソコンでない限りありません。
そうなると次はストレージ関係です。
このパソコンはSSDが搭載されています。
256GBですが、M.2タイプのSSDのようです。
おそらくNvmeでしょう。
そうなるとSSDの発熱が怪しい。
温度をチェックしてみると、64℃もありました。
これは熱い。
春になったばかりだというのに64℃は熱すぎます。それも何も作業をしていないのに。
データの入れ替えを行ったら間違いなく70℃は超えるでしょう。
サーマルスロットリングが起動することになりせっかくのNvmeのSSDの意味がなくなります。それよりも故障が心配です。


「この熱さはSSDの発熱ですね。現状で64℃あります。」
『SSD?64℃ってやっぱり熱いの?まずいよね?』
「今の季節で64℃はまずいですね。対策をすればちゃんと抑えられます。ちょうど合うヒートシンクなどがあればいいんですが」
その後、パソコンを預かりギリギリ収まるヒートシンク(放熱板)を探し宛がうことにしました。

ちなみにこのパソコンは値段が安い割に性能がソコソコのパソコンです。
メーカー名からして値段の割には、といった理由で買われる方が多いパソコンです。
ダメなメーカーではありませんが、やはりこういった点ではサービスが足りない。
江戸っ子は表地よりも見えない裏地にこだわったと言いますが、これも見えない裏側にこだわってほしかったです。粋なパソコンじゃありませんね。

NECのノートパソコンは最初からちゃんとヒートシンクが付いていました。大したものです。
弊社で買って頂いたノートパソコンにM.2スロットがある場合、厚さやスペースに余裕がある場合は毎回、ヒートシンクを取り付ける作業をしています。

DSCN4211
これはNECのパソコンです。
いつも通りM.2スロットを外そうと裏蓋を開けたのですが

DSCN4207
裏側にヒートシンクと熱を伝えるシリコンパッドが付いていました。
ヒートシンクは薄く、大したものではありませんが、やはり有ると無いとではかなり違います。
見たところ銅のようですが、なぜアルミにしなかったのかなぁ?と思います。
コストも高いし、熱伝導性は良いのですが放熱性はアルミの方が上です。
アルミにすれば良いのにと思いますが、何か意味があるのかな?
とにかく、しっかりとヒートシンクが備えてあったのは好感が持てます。

これは去年の夏ごろの写真です。
最近は他メーカーも付いているモデルは見かけますが、私が初めて見たのはNECです。
ただ、まだまだ付いていないモデルの方が多いのが現状です。
全てのメーカーにこのようなヒートシンクが備わっていてくれれば良いのですが、まだ先ですかね。

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