パソコンホームドクター アリンのブログ

東京都小平市を中心にパソコンの修理、設定、データ復旧を行っているパソコンホームドクターアリンと申します。パソコンの修理やHDDのデータ復旧、取り出しなど気が付いたことを書いていきたいと思います。
主にパソコン修理やネットワーク設定、プリンターなどの周辺機器設定をさせて頂いております。低価格で壊れたパソコンや外付けHDDからデータを復旧させる格安データ復旧サービスも行っております。
小平本店、国立支店、世田谷支店、練馬支店の4店がございます。

2020年07月

パソコンホームドクターです。
暑かったり、少し肌寒かったり落ち着かない気候です。
ただし、この3週間ほど変わらないのが湿度。
毎日毎日、ジメジメしていてこれだけは安定していると言えるでしょう。
こんな時期に多い、起動しない、動かないといったパソコンの原因について記事にします。

当たり前ですがパソコンは電気で動いています。
当然、内部には電気が流れCPUやさまざまな部品が動いています。
また、パソコンは使っていますとどうしてもパソコン内部にホコリが入ってきます。
ペットの毛やホコリの多いお宅ならばもちろん、毎日のように掃除をしているお宅でも少なからずパソコン内部にはホコリが入っていきます。
そのホコリがこの高湿度で湿気を帯びるのです。
水は電気を通します。湿気を帯びたそのホコリがマザーボードや電源内部、メモリなどの基板上にあると電気の流れを阻害します。
本来ならば一定方向に流れなければならない電気が湿気を帯びたホコリのせいで遮断されたり、方向が変わったり電圧が弱くなったりといった問題が起こります。
言ってしまえば電気が帯電している状態です。
正常に流れ、一定部品で処理、消費される電気がそこまで届かなくなってしまう。
電圧が足りなくなってしまう。
こうなるとパソコンは正常に起動しません。もしくは起動してもフリーズしてしまいます。

今年はこの長雨とジメジメとした湿気のせいでこういった故障が大変多いのです。
ノートパソコンが中心ですが、比較的新しいデスクトップパソコンでも同様の現象が起きました。
直し方は放電作業が必要ですが、電源など部品が壊れてしまうこともありました。
対処法として、あまり暑くなくてもできればエアコンや除湿器を使ってお部屋の湿度を取り除いてください。

暑ければ多くの方がエアコンを使います。エアコンは除湿機能も付いているので使っていれば部屋の湿度も下がっていきます。
ただ、この時期は湿気があっても、あまり暑くなければエアコンを使わない場合も多いかと思います。それがパソコンにとってはかなり危険です。
特にノートパソコンはデスクトップパソコンより帯電しやすいので長時間ノートパソコンでの作業を考えている方はできるだけエアコンを入れての作業をお願いいたします。

先日久しぶりに小金井市の常連のお客様のお宅にご訪問させて頂きました。
常連と言いましても、ご自宅にご訪問させて頂くのは2年ぶりくらいなのですが
写真展などで何度かお会いしておりまして、あまり久しぶりという感じが致しません。
ただ、ゆっくりとお話できるのは2年ぶりくらいなのです。

この方には多くのお客様をご紹介して頂きまして、日ごろから大変お世話になっております。
お客様をご紹介いただけるのはほんとうにありがたいのです。
そんなご紹介いただいたお客様が、この2年間で何名か無くなってしまいショックを受けました。
昨年お会いした時は元気だったのに。
本当にそんな方ばかりで、亡くなったというのが信じられません。
私も何度もご訪問させて頂いた方ばかりでした。
お顔はもちろん、まだお声も思い出すことができます。なのでまた写真展などで普通にお会いするんじゃないかと未だに思っています。
皆さん、決してお若い方という訳ではないので仕方がないのかもしれませんが、やはりまだ信じられません。

すいません、暗い話になってしまいました。
世間ではコロナウイルスや梅雨前線による洪水、浸水被害など暗い話題ばかりです。
せめてこのブログくらいは明るい話にしましょう。
そんなわけで、少しだけお話を。

これも先日ご訪問した、青梅市のお客様です。
インターネットがつながらないといった修理案件でしたが、パソコンを修復し、無事につながりました。
作業が終わり、最後に私がよくお客様にいう言葉
「ほかに何かございますか?」
要はほかに聞きたい事や、やり残した事はございますか?
ということです。
せっかく費用を頂いて来ているので、私にできる事ならばお申し付けくださいという意味です。

『ん~それならねぇ、・・・・・そうだなぁ・・・・これ持ってくれる?』
そういわれて指し示したのが大きな椅子です。
『こっちの部屋に運んでくれるかな?』
「はい・・・」
そういって運びます。
ただの運搬です。
『次はねぇ・・この電球が点かなくなったんだけど電球が切れてるのかな?』
パチパチ
電気スイッチを入り切りしても点きません。
「どうでしょう?他の電球と変えてみましょう」
廊下の電球と変えてみます。
パチ
『おお点いた、やはり電球が切れたのか、買ってこないとだめだね』
「そうですね。これはE26型ですので間違えないでくださいね。小さいE17型もあるので」
「元に戻しておきますね」
これではただの便利屋ですね。
一生懸命答えるあたり、我ながら真面目なものです。

「ほかに何かございますか?」と聞いたときはパソコンの事で何かありますか?といった意味なのですが、全く関係ないことまでいろいろ言われたのは初めてです。
時間があり、大したことではなかったので良いのですが・・・
これが電気工事士の資格がないとダメとかならばお断りできるのですが
私でも簡単にできることなのでつい、言われるがまま作業をしてしまいました。

明日から便利屋ホームドクター アリン とでも名前を変えましょうか。

パソコンホームドクターのアリンのHP
格安データ復旧サービス
蒸し暑い日が続いていますね。
少し動いただけでじんわり汗をかき、ベタ付きます。
大人ですらこの状態です。
子供の体は足先から頭まで風呂上がりのようなシットリ感。
すごい湿気です。
手に触る小物がすべて手に付きその都度振り払っています。
子供だと大人より梅雨時期は過ごしにくいのかもしれません。

そんな梅雨の中、三鷹市のお客様のお宅へご訪問させて頂きました。
初めてのお客様です。
インターホンを押し、玄関を開けますとすごい湿気と匂い。
・・・あまり入りたくありません。
ただ、呼んでくださった以上、上がらないわけにはいきません。
「失礼します」
『どうぞお上がりください』
犬か猫か飼っていらっしゃるようでその匂いがひどいのです。
『パソコンはこっちですので』
お客様はそうおっしゃって奥に歩いていきます。私もその後に続きます。
床に散乱したペットの餌と思われる物体。それも1年は放置されているようでカビている物も多数。
匂いを我慢しつつパソコンの前へ。
『マリちゃんがこの上でおしっこをしてしまったようで・・・それから動かないんです』
「マリちゃんというのは猫ですか?」
『そうです、とってもかわいいんですよ』
パソコンを見ると中央に大きくシミのようなものが、水ならともかくおしっことなるとそりゃ故障するでしょう。
電源ボタンを押してももちろん反応がありません。
基盤が故障したのでしょう。基盤だけなら良いのですが、他のパーツも壊れた部品はあるかと思います。
「水でしたらまだしもさすがにおしっこは故障しますよ」
「それも人のではなくペットのおしっこで・・・」
そこまで言うと急に
『マリちゃんはペットではありません!大事な家族です!』
『我が家の大事な大事な一員です!ペットじゃないですよ!』

ペットという言葉が気に入らなかったようです。
『子供と同じように大事に育てているんです!人間と同じです!』
人間はパソコンの上でおしっこはしませんよ?と言いたかったのですが我慢です。
「失礼しました。ただおしっこは水ではないので壊れますよ」
『ペットって何ですか!ペットって!』
『あなたお一人暮らしでしょう?だから家族の事が分からないんですよ!』
興奮は収まりません。
家族がそんなに大事ならば床に落ちているカビた餌をどうにかしてください。大事な猫が食べちゃいますよ。
窓を開けて新鮮な空気を取り入れてください。獣の匂いとカビの匂いでかなり激臭ですよ。
突っ込みたいところはたくさんあります。

・・・これはもうダメかな。このまま作業してもトラブルになりそうだし、私もこれ以上匂いとこの発言でストレスを溜めたくありません。
「失礼しました。もうこのパソコンは弊社では対応できませんのでこのあたりで失礼します。」
そう言って早々に失礼いたしました。
最後までマリちゃんの生い立ちなどを語って興奮していました。

猫や犬がかわいいのは分かります。
私も子供の頃、犬を飼っていたことがあります。
ただ、犬は犬です。やはりペットです。人間とは違います。
見た目はもちろん、生活様式も食べ物も知能もすべて違います。
犬や猫はペットとして正しい食べ物、運動、環境で育ててあげるのがペットにとっては幸せなんじゃないでしょうか。
こんなに怒られたのは久しぶりです。
お電話ですと普通の方だったのですが、ここまで変わるとなると・・・分からないものですね。
また、ご自宅が汚れている方ほど窓を開けません。昼間なのにカーテンを閉め、電気とエアコンをつけているのです。なぜでしょうかね?

パソコンホームドクターのアリンのHP
格安データ復旧サービス

世間では相変わらず新型コロナウイルスの新規感染者が続き、なかなか終息とはいきません。
世界に目を向けますと、終息どころか広がっていさえいます。
人間にとって新型コロナウイルスは本当に厄介です。
発生源である中国には各国から賠償請求が届いているようでその額は1京を超えたとか。
兆ではなく京ですよ。
まるで小学生が適当に決めたかのような金額のようです。聞いたことがありません。
各国の人的、経済的被害状況からみるとそのくらいになるのでしょうか?すでに個人レベルではそれが高いのか安いのかさえ分かりません。

人間界では新型コロナウイルスが蔓延していますが、パソコン界でもウイルスが流行っています。
最近多いのは詐欺型ウイルスでして、簡単に言うと
このパソコンは壊れているよ!まずいよ!直してあげるからここに電話してね。
というメッセージと電話番号が表示されます。
簡易的なものはブラウザなどを閉じてしまえばそれで終了なものです。
それかタスクマネージャーを起動してタスクの終了、そのどちらかです。
タチの悪いのは、ブラウザやタスクマネージャーなどの閉じるボタンをおしても閉じないもの。
パソコンを再起動をしてもまた出てくるもの。これではネットができません。
レジストリより削除するしかないのです。
こうなると個人レベルでは難しいかと思います。

話は変わりますが、表示された電話番号に電話をするとどうなるのでしょうか?
おそらく真面目に電話された方はあまりいないと思います。
さっそく電話してみましょう。
番号は事前に調べておきました。調べたといってもネットで出回ってる詐欺と思われる画像に載っている電話番号に電話をするだけです。

プルルルル、プルルルル、プルルルル・・・なかなか出ません。
ガチャ
お、やっと出たかな。
『もしもし!』
・・・それだけ?何か会社名とかないの?
「あの、ウイルスみたいなものが出て、ここに電話しろと表示があったので電話しました」
『あ~ウイルスねちょっと待ってて』
いまいち聞き取りにくい、片言の日本語で話しかけられます。
いろいろ言ってきますが要は
『私の言うとおりにすればパソコンが使えるようになりますよ、言われた通りに操作してね』
といった内容です。
言われた通りにしますと、確かにウイルスは消えます。
消し方はただ、ウイルスの中に入っていた消すためのバッチを起動させただけでした。
まさかそんなバッチが入っているとは思いませんでした。
もちろん、すべてのウイルスがこんなバッチを搭載しているとは思えませんが、このウイルスは簡単に操作ができるように組み込まれているのでしょう。
削除が済みますと
『消えました、削除できました、だからお金を払ってね』
と言われます。
当たり前ですが払うわけがありません。

まずは突っ込みます。
「今見ていたんだけど、削除用のバッチを起動しただけでしょ?、何でウイルス本体にこんなバッチファイルが組み込まれているの?」
『知りません、お金を払って下さい』
「なんであなたはそんなところに削除用バッチファイルがある事を知ってるんですか?」
『そう教えてもらっているだけです。お金を払って下さい』
「じゃあそちらはウイルス駆除などを行っている会社ですか?」
『そうです。お金を払って下さい』
「どこの会社ですか?調べますよ。確認が取れたらお金を払います。」
『・・・・・わかりません。マイクロソフトからの委託です』
「そんなこと聞いたことないですけど?委託会社のお名前は?」
・・・ガチャ
これで切れてしまいました。

中には本当にお金を払ってしまう方もいるので、気を付けてくださいね。
多分、お金を払ったらIPアドレスなどを割り出され、さらにウイルスを送られてくるのでは?と思います。
このやり取りは録音しておけばよかったかな。
もしくは動画でとってYoutubeにでもupしておけばよかったですかね。
それならば今はやりのユーチューバーになれるのでしょうか。ただ私の顔がでるのでちょっと恥ずかしいですね。

パソコンホームドクターのアリンのHP
格安データ復旧サービス

↑このページのトップヘ