パソコンホームドクター アリンのブログ

東京都小平市を中心にパソコンの修理、設定、データ復旧を行っているパソコンホームドクターアリンと申します。パソコンの修理やHDDのデータ復旧、取り出しなど気が付いたことを書いていきたいと思います。
主にパソコン修理やネットワーク設定、プリンターなどの周辺機器設定をさせて頂いております。低価格で壊れたパソコンや外付けHDDからデータを復旧させる格安データ復旧サービスも行っております。
小平本店、国立支店、世田谷支店、練馬支店の4店がございます。

2019年11月

晩秋ですね。
夏は日差しをよけて歩いていたのが、いつのまにか日差しを求めて歩くようになっていました。
肌寒くなってきており、こたつが欲しいくなってきました。

ただ、我が家は去年も書いた通り、子供のおかげでまだこたつが出せません。
こたつを出したら瞬時に汚されて、乱されるのは容易にわかります。
仕方ないので温かい子供を抱っこすることで間に合わせましょう。
ただ、子供は程よいぬくもりをくれて温かいですが、重い。しかも気まぐれで静かにしていてくれません。
ちょうどよい温かさになったかな、と思う前に、おろせ、離せ、の駄々こねが始まり落ち着いて温もりを味わっている場合ではありません。
また、ゆっくりしていられない時でも、だっこの要求。
今は温もりは欲しくないんだけど、仕方ないなぁ、と思って抱っこをすると机の上に置いてあったバナナを見つけ、ナ!ナ!たい!(本人はバナナを食べたいと言っているようです)と温もりどころではありません。
もう少し静かな暖房器具が欲しいパソコンホームドクターです。
ただ、分かっていてもついついだっこをしてバナナをあげてしまうのはかわいいからでしょうか。

今日は外付けHDDを持っている方は沢山いるかと思いますが
外付けHDDのケースに通常のHDDを組み込んで使っている方はあまり見たことがないので記事にしました。
外付けHDDならば買ってきてUSBを挿すだけで使えるので大変手軽です。
その反面、形や中身のHDDを選べません。
外付けHDDのメーカーはバッファローやIODATA、ロジテックなど多数ありますが、肝心の中に入っているHDDはウエスタンデジタル(WD)かシーゲート、東芝がほとんどです。つまりバッファローの外付けHDDを買っても中身は別メーカーのものということです。
別にバッファローがダメというわけではありませんが、それならば好きなケースに、好きなHDDを組み込んだほうがいいと思うのです。

今回選んだのは
HDDケースが
四代目冷やし系HDD検温番 USB3.0 CLS35U3BKF6G
HDDが
WDのREDシリーズ 2TB
のものです。
ケースは単純に値段の割にしっかり作られているからです。
大きめのファン8㎝つき冷却性能が高いのと、HDDの温度測定機能(表面温度)とそれに応じたファンの回転数制御までしてくれて、温度やファン回転数を液晶画面に表示してくれる。
商品名はちょっとダサいですが、大変よくできたケースです。
HDDは比較的故障が少ないWDのもの。その中でもNAS用に開発された耐久性が高いREDシリーズ。一般的な外付けHDDに入っているHDDよりもシビアな環境でも耐えれるよう設計されているので信頼性も高いモデルです。
これをこのケースに入れておけば通常使用の範囲内ならばそう簡単に壊れないのではないでしょうか。
DSCN2483

組み込みはいたって簡単です。
ネジで止まっているケースのカバーを外します。
DSCN2484

裏側はこんな感じ。
HDDを用意して組み込みます。
DSCN2485

ケースに入れてHDD底とケースをネジを止めるだけです。
DSCN2486

起動されるとこんな感じです。
HDDの温度が33.6℃、回転数は1560回転です。
いい温度ですね。回転数もこの程度ではうるさくなく、1.5mも離れればほぼ聞こえないレベルです。
温度が上がれば回転数も上がり多少うるさくなりますが、冷えればまた回転数も下がります。
DSCN2491

値段の割によくできたHDDケースです。
お客様には
普通の外付けHDDより耐久性の高い外付けHDDになったと思います。
多少酷使しても大丈夫だと思いますので十分使ってあげて下てください、とお伝えしました。

パソコンホームドクターです。
先日、青梅市のお客様のお宅でプリンター接続などのご依頼がありました。
プリンターは良いのですが、wi-fiでつなぎたいとおっしゃっていましたが無線LANの機械がない。
その割にお使いのパソコンは大型の自作パソコン。
パソコンに詳しいのか詳しくないのか分かりません。
「失礼ですが、このパソコンはお客様のパソコンですか?」
『いえこれは父のパソコンです』
お父さんが詳しいのか。
・・・でもこんなゴツいパソコンを作れるくらいなんだから無線のプリンタ設定程度ならわかるんじゃないのかな?

『実は父は昨年亡くなりまして・・・私や母ではまったくわからないので・・・』
「そうだったんですか、それはご愁傷様です」
『今までは父が詳しかったので全部任せっきりだったのですが、いなくなるとまったくわからなくて』
そうかもしれませんね、パソコンが好きな方ならば全部自分でされていたでしょうし、ご家族も任せっぱなしだったでしょう。

ただ、このパソコンには無線機能がついていません。
こだわる人ほど有線を好みますので自作パソコンにはついていないことも多いです。
状況をご説明し、wi-fi接続をしたいのであればパソコンに外部端子の無線LAN子機を付ける必要があること
無線LANの親機も必要であることをお伝えしました。
それらの機器を用意してまた後日失礼させていただく事となしました。
帰り際に奥様が一言。
『主人のパソコンとか、もう使わないものがたくさんあるのですが、そういったものを処分してもらえたりできますか?』
あ、自作パソコンを作るくらいだからたくさんパソコンの部品があるんだな。私と同じです。
「もちろんできますよ」
そう言ってご主人様のパソコンを見させて頂きました。

自作をされていただけあり、マニアックなものが多数あります。
ご健康な頃にいろいろいじっていたらしく、古いものが多いですが、良いものがたくさんあります。

今は懐かしいWindowsXPのOSも何枚もありました。
LGA1366のi7‐980Xが2個
グラボの8800GTXが3枚
ノート用のCPU2960XMまで
ノートPCも自作されていたのでしょうか?
それらを冷却するシステムやファン類。ケースは当時流行ったAntecのP180やWindyなど。
オールアルミニウムのWindyのケースはやはり今見ても美しいですね。
多数のHDD、RAIDボードやサウンドボード、HDDケース、メモリやマザボ、ケーブル類、
これらを揃えるのならば当時はかなり高かったと思います。

ただ、今になってしまうとやはりパソコンの進化はどんどん進みますのであまり価値がなくなってしまっているのが残念です。
これらをすべて処分するのは大変です。
今日は持てる物だけ引き取らせていただき、後日、キャリーケースを持参してすべて引き取り致しました。
動作確認をしてみると古いものなので動かないものもありましたが、多くのものが意外と動きました。

しかし、亡くなったご主人様は相当パソコン好きだったのでしょうね。
私もパソコンは好きですので、仲間意識のようなものがありそういったパソコン好きな方が亡くなってしまったことは残念です。
会ったこともないので、ご主人様は
『誰だろう?勝手に持っていって』
と思っていることでしょう。
すいません、ご家族に了承を得ましたし、一部屋すべてパソコンの部品ばかりでは部屋が使えないとの理由で引き取りさせて頂きました。許してください。

ノートCPUの2960XMはちょっと手に入らないCPUですので、他のPCに載せ替えたいのですが、載せることのできるPCがないので、しばらくお預けです。
冷却システムも替えないとなりませんのでいつになるのか分かりませんが、面白そうです。

パソコンホームドクターのアリンのHP
格安データ復旧サービス

パソコンホームドクターです。

11月に入り1年で一番好きな月がやってきました。
少し肌寒く日が落ちるのが早く、紅葉が進み、季節の変化を一番感じ取れる11月が大好きです。
毎年同じようなことを言ってる気もしますが気にしないでください。

今回はとある新規のお客様からのお電話です。
『パソコンを壊したいんだけどそういうのもやってくれるの?』
パソコンを壊したい?
「処分したいということですか?それならやっておりますよ」
『処分じゃなくて単純に壊したいの。叩いて壊すとか物理的にじゃなくて機械的に』
「システムを壊したいということですか?」
『要するに見た目は変わらずに動かなくなればいいの、起動しなくなれば』
「・・・できますが、再度データなどをすべて復旧というのは難しくなりますよ」
『いいよ、復旧とかしないから』

システムを壊すのであれば、HDDにほかのデータを書き込む。
OSの起動に必要なデータを書き換える、削除する。
HDDのデータを全て削除する、など方法は沢山あります。が、どう考えてもわざわざパソコンを壊すメリットがありません。
少しトラブルになりそうな案件です。

「理由はなんでしょうか?」
『それは聞かないでほしいなぁ』
まずます怪しい。
「理由がわかりませんとできません」
『理由とか関係ないでしょ、やってくれればいいの。お金はちゃんと払うから』
「ですが、何かしらのトラブルになる可能性もありますし・・・」
『何もないよ。私のパソコンだし』
「でしたら理由をおっしゃってください」
『だからそれは関係ないでしょ!できないなら他をあたるからいいよ!』

結局何だったんでしょうか?
いまだに理由がわかりません。
自分のパソコンを壊したいと思う事などあるのでしょうか?
不思議な電話がありました。
断ることができてよかったです。

↑このページのトップヘ