パソコンホームドクター アリンのブログ

東京都小平市を中心にパソコンの修理、設定、データ復旧を行っているパソコンホームドクターアリンと申します。パソコンの修理やHDDのデータ復旧、取り出しなど気が付いたことを書いていきたいと思います。
主にパソコン修理やネットワーク設定、プリンターなどの周辺機器設定をさせて頂いております。低価格で壊れたパソコンや外付けHDDからデータを復旧させる格安データ復旧サービスも行っております。
小平本店、国立支店、世田谷支店、練馬支店の4店がございます。

2018年08月

今日もいつも通り暑いですね。
お盆期間は実家に帰省し、羽を伸ばしたいと思っていましたが、家族サービスやら草取りやら買い物やらでまったく羽を伸ばせませんでした。
それでも母親の料理は昔と変わらず、慣れ親しんだいつもの味で実家に帰ってきたなぁという感じがしました。
まったく羽が伸ばせず、私の羽はいつもクシャクシャの状態のようです。羽どころがYシャツもクシャクシャの時があるパソコンホームドクターです。

突然ですが、システムの復元という作業をご存知でしょうか。
パソコンを何年も使い、不具合やエラーが多発した経験があるかたはご存知だと思います。
要はシステムの復元を行うと、前に使っていた状態に戻る、といった言葉だけ聞くと大変すばらしい作業です。
実際は主にレジストリ内の情報を前の状態に戻すのでやりすぎるとパソコン内にゴミファイルや整合性のとれないデータが多数できてしまいパソコンの寿命を縮めてしまうこともあります。

私もお客様のパソコンを修理する時はなるべくシステムの復元は使わないようにしています。
システムの復元をやれば結構簡単に直すことができるので、便利なのですが、パソコンの寿命を縮めてしまっては本末転倒です。
やりすぎておかしくなったパソコンを何台も見ているため、必要時以外は滅多に使いません。
それでも場合によっては使わせてもらうこともあります。
例えばレジストリがごちゃごちゃになってしまい、不安定な状態、ウイルスなどでレジストリがやられた場合などは有効です。
レジストリ情報は何万、何十万ものデータが蓄積されています。その中の不具合個所を1つ1つ目で見て修復することは現実的ではありません。
そんな時はシステムの復元を使うことが多いです。
システムの復元は基本的に時間がかかるものですが、Windows10になってからは特に時間がかかるようになりました。
Windows7までは使用3、4年程度のパソコンならば30分~50分程度。
HDDがかなり損傷していれば2時間でも3時間でもかかりますが、あるていど動いているHDDならばその程度です。
Windows10になってからは3年程度のパソコンですと1時間~1時間30分ほどかかります。
新しいOSで、HDDも古いものより確実に進化し、読み書き共に早くなっているはずですがなぜか時間がかかるようになってしまいました。
そのためお客様のお宅でシステムの復元を行うときは時間がかかり大変不便です。
自分のパソコンならば復元中は別の事ができるので放っておけばいいのですが、お客様宅ならばそういうわけにはいきません。じっとパソコンの画面とにらめっこです。
もう少し早くなってくれればいいんですが・・・
修理人の小さい悩み事ですね。

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お盆明けです。
今年は8月13日〜8月19日お休みさせてもらい、通常のお盆期間より長かったので、少しお電話がかかってきました。電話を転送しておいたので気が付いた時は出るように致しましたが出れなかったお客様、申し訳ありませんでした。
何度かご利用いただいているお客様は電話番号を控えていますので折り返すようには致しましたが、対応が遅くなってしまいました。

お盆前ですが、小平市内のお客様のお宅へ行った時の事です。
パソコンが古いので処分してほしいとのことでご自宅まで引き取りに伺ったのですが
『このパソコンはどう処分するの?ゴミとして出しちゃうの?』
と聞かれました。
「パソコンはPCリサイクル法に基づいて処分しなくちゃダメなんですよ。レアメタルがたくさん使われていますからね」
『分解して取り出すの?』
「金属、プラスティックなどに分け、それからレアメタルを取り出すみたいです。弊社ではそういった処理を行っている専門業者に委託して処分をお願いいしています。」
『写真やデータなんかは大丈夫なの?』
「弊社ではHDDだけは取り出してデータを抹消しています。抹消は関係ないデータを新たに書き込む理論処理と物理的にHDDを壊す物理処理があります。」
『物理的ってハンマーか何かで壊すの?』
「HDDに穴を開けます。それで使えなくします。」

弊社でHDDを物理的に壊した場合はこのような状態になります。

DSCN0192
これは前にお客様がHDDの処分を依頼して下さり、その時の画像を欲しいと言われたので撮っておいたものです。
ここまで穴が開けば中に入っていたであろうデータを取り出す事はできません。
一番確実なデータ処分方法です。

ご自宅でご自分でHDDを処分したいときはハンマーで壊すのが一番分かりやすいでしょう。
ノートパソコン用の2.5インチならば比較的簡単に壊せますが、デスクトップ用の3.5インチのHDDは結構頑丈です。壊すのも一苦労だと思います。

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パソコンホームドクターです。
今日も暑いですね。もはや「暑いですね」が挨拶みたいになってきましたね。

それにしても今年の暑さは本当に異常ですね。
そのせいか今年の夏はパソコンの故障が異常に多いです。
大半がHDDの故障ですが一部、電源ユニット、マザーボード故障のパソコンもありました。
多くの方がエアコンを入れてパソコンを使っていますが、それでも暑いようです。
昨年比で今のところほぼ2倍程度の修理ご依頼を頂いております。

今のところHDDの物理的な故障で、データ取り出しが難しいケースは1件しかありませんが
HDDが故障しますとデータの取り出しが困難になることがあり、データ取り出し費用だけで高額になってしまいます。大事なデータはできるだけ別の媒体に保存をしていただけます様お願いいたします。

また、デスクトップよりノートパソコンのほうが排熱が難しいためやはりノートパソコンのほうが故障が多いですね。
最近はデスクトップでもかなり薄い、小さいタイプの物が出ていますのでそれだとやはり排熱処理がしっかりなされていないので、熱に弱いのかな、と思います。
やはりパソコンはATXタイプのマザーボード、電源を付けて、大きめのファンを上下や前後に配して空気を取り入れて冷やしてあげたいのですが、そういう考えではもはやパソコンは売れません。
できるだけ小さく、目立たず、ちんまりとしたケースが求められているようです。自作大好き人間としてはさみしい限りです。

先日、お客様のパソコンを作らせて頂いたのですが、ATXケースにデーンと電源とCPUクーラーが鎮座して8700KのCPU、メモリ16GB、SSD512GB、グラボGTX1050というなかなかの構成のものを作らせて頂きました。
Coffee Lake-SのCPUは設計電力(TDP)が高く発熱が多いと聞いていましたのでどの程度かな?と思い作っていました。
マシン全体の電力は昨年作らせて頂いた他のお客様のパソコン、7700Kのものと比べると60W程度は上がっているのですが、これはCPU以外の部品も構成が少し違うのであまり参考になりません。
では熱ですが、7700KのCPUにつけたCPUクーラーと同じものを付け、同じ負荷テストを行いましたがあまり差がありません。
2、3℃高い程度で70℃少々。
あまり変わらないじゃん、と思っていましたが、ネットで情報を調べるとかなり低いことが判明しました。
いわゆる当たり石だったようで、実際は5℃~10℃程度は高いのが一般的のようです。
その後もテストを続けましたが、最高でも76℃程度、しかもこの暑い中48時間の連続テスト。
日中はエアコンをつけていますが、夜間は切って換気をしています。
そんな中でも高くて76℃。すばらしいCPUでした。
いいですね~うらやましいですね~

このブログを読んでいる方には何がうらやましいのかよくわからないと思います。
別に温度が低いからと言って性能が上がるわけでもありません。
素早い処理ができるわけでもありません。
多少は壊れにくいのでしょうけど、もともとCPUは大変頑丈な部品です。多少温度が高くても許容範囲内ならば壊れることはないでしょう。

冷静に考えると、私もなんで良いなぁ~と思うのかよく分からなくなってきました。
ん~とにかく気持ちが良いのです。

暑い事はパソコンにとって大敵です。
エアコンを適度に使ってパソコンもお体も大事になさってください。

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毎日が暑いですね。
お客様の宅へ行くとほぼ第一声が「あついですね~」になっています。

それにしても今年の暑さは尋常ではありませんね
熊谷では観測史上最高の41.1℃を記録し、他にも最高気温が40℃を超えた地点が青梅、多治見、美濃、甲府と4地点。日本はいつから亜熱帯地方になったのか?と思うような気温です。
特に東京の青梅で40℃を超えたのはびっくりしました。
こんなことで2年後の東京オリンピックは無事に開催できるのでしょうか。
選手はもちろん、観客の中にも熱中症で倒れてしまう人が出るでしょう。病院の受け入れ態勢に十分な余裕はあるんでしょうか。2020年は冷夏になってくれればいいいのですが・・・それも東京だけ。
そんな虫のいい話はないですよね。
冷夏になればそれはそれで農作物などへの被害も出るでしょうし、農家の方が大変です。
昔みたいに秋開催にすればいいのになぁと思っています。

前回のブログでSSDについで記事にしました。
SSDの値下がりは大変ありがたいことです。
今後はどんどん安いSSDが市場に出回り、HDDの代わりとして一般化されていくでしょう。
HDDの代わりとなって働くSSDですが、データの読み書きはHDDよりずっと優秀だというお話をしたと思います。
それでは、データのバックアップとしてのSSDはどうでしょう?

現在、市場にはデータ保存用として外付けHDDが出回っています。
外付けHDDはデータ保存用としての用途が多く、お客様の中には撮った写真や動画などを保存するために使っている方が大変多くいらっしゃいます。
一度保存したら数か月、場合によっては数年は見ない方もいらっしゃいます。
そのような用途としてSSDを代わりに使ったらどうか?という点をお話ししたいと思います。

SSDは磁気でデータを記録しているHDDと違い、半導体メモリに電気的にデータを記録しています。
ものすごく簡単に言うと、回路内に微弱な電気を流すことでデータを電子に書き込む事ができるようです。SSDに限らずNAND型と呼ばれるフラッシュメモリは全て同様な記憶方法です。USBメモリなども同様な構造です。
SSDはあくまでも電気の力を使い、データを電子に書き込んでいます。
通常の使い方ならばSSDに毎日のように電気を流しますので問題ないのですが、外付けHDDのように1年に1回といったレベルの通電ですとこの記憶させた電子が年数を経つにしたがって蒸発してしまうとの懸念がもたれています。
電子が蒸発してしまえばデータは読むことができません。つまり壊れてしまいます。
もちろんSSDは電子を放出させないようにすることでデータを保持できるよう処置はしてありますが、長期間通電を行わないとこの電子が放出されてしまい、データが消失してしまうようです。
つまり、現状のSSDではまだ長期間の保存には向かないようです。

データが消失してしまう程度の未通電期間ですが、3か月未通電だと消失の可能性があるという方もいますし、5年程度でもぜんぜん大丈夫という方もいます。
正直、まだまだ分からないのが現状です。
分からないのならば無理にSSDにデータを保存する必要はありません。
もっと高性能なSSDがでてきればこういった問題も解消されるでしょう。
そうなるまでデータ保存用のSSDはまだ手を出さない方が無難かと思います。

余談ですが、いままでデータ保存用としてSSDを使っている方を見たことはありません。
安くなったとはいえ、まだまだHDDの方が安いですしね。
USBメモリを保存用としているかたは結構いますが、時々、中のデータが読めないといったご相談は受けますのでやはり長期保存用としては向いていないようですね。

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