この1週間だけ見れば地球温暖化など嘘のようです。
雪が降り、いつまでたっても雪が解けず、車で何回も滑りそうになり道も混むしで参りました。
雪にめっぽう弱いパソコンホームドクターです。
今日はちょっと変わったご依頼。
パソコンが故障し、故障したパソコンで使っていたHDDを新しいパソコンに組み込んで使いたいんだけど、特定の領域にアクセスできず使えないというものです。
通常、HDDをパソコンで使えるようにするにはコントロールパネルから設定を行うのですが、今回、見させていただいたHDDは他のPCで使っていた事もあり通常の領域とは別に回復領域が組み込まれています。
回復領域は「OEM領域」や「EFIシステム領域」その他「回復パーテション」などがあります。
HDDをフォーマットしても消えず、少々厄介なものです。
その消えない領域を消す方法を記事にします。
あまり使用用途は無いと思うので、意味のない記事になるかもしれませんが、珍しいご依頼なので書かせてください。
まずコントロールパネルより状況を見ましょう。
コントロールパネル→システムとセキュリティ→管理ツール→コンピュータの管理→ディスクの管理 までクリックして下さい。
このような表示が見えると思います。
回復パーティションが2つあります。
まずは真ん中の領域、22.71GBの回復パーティションを削除したいと思います。
回復パーティションなので通常の右クリックで削除ができません。
コマンドプロンプトを立ち上げます。
Windowsボタンをクリックし、「cmd」と打ちます。プログラム内にcmdが表示されたらエンターを押します。
これでコマンドプロンプトが起動します。
ここに「diskpart」と入力してエンターを押します。するとコマンドラインのディスク変更画面が表示されます。
次に「list disk」と入力し、エンターキーを押しましょう。
すると今、パソコンに接続されているHDD等のストレージ一覧が表示されます。
今回はディスク0内の領域を消したいので、その設定を行います。
「select disk 0」と入力し、エンター。仮にディスク3でしたら「select disk 3」と入力してエンターします。
続いて「list partition」と入力します。
すると指定したHDD、今回の場合はdisk0内のパーティション一覧が表示されます。
今回、削除したいのは22GBの回復パーティション2ですので「select partition 2」と入力してエンターします。
すると.すると「パーティション2が選択されました。」と表示されます。
続いて「delete partition override」を入力後エンター。正常に削除の表示がでれば問題なくパーティションは削除されているはずです。
確認してみると、先ほどまで回復パーティションだった領域が未割り当ての未使用領域になっています。
同じようにパーティション1の30.93GBの回復パーティションも削除をしてみましょう。
方法は同じです。
コマンドプロンプトを立ち上げ、「list disk」入力後「list partition」を入力。
今度、削除したいのは30GBの回復パーティション1ですので「select partition 1」と入力してエンターします。
続いて「delete partition override」を入力後エンターです。これでパーティション1の回復パーティションも削除されました。
確認してみましょう。
きれいになくなっています。
パーティションを削除したので元々あったパーティション1とパーティション2が1つにまとまっています。
あとは右クリックをしてお好みのパーティションを作成してください。
普通の使い方ではまず使用することのない方法だと思います。
こんな記事で誰かに利用価値があるのか分かりませんが、参考程度にどうぞ。
なお、コマンドプロンプトで他の領域を削除すると何の警告もなく削除されます。もちろん中のデータもすべて消えますのでご注意ください。
実行される方は自己責任でお願いします。
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