パソコンホームドクター アリンのブログ

東京都小平市を中心にパソコンの修理、設定、データ復旧を行っているパソコンホームドクターアリンと申します。パソコンの修理やHDDのデータ復旧、取り出しなど気が付いたことを書いていきたいと思います。
主にパソコン修理やネットワーク設定、プリンターなどの周辺機器設定をさせて頂いております。低価格で壊れたパソコンや外付けHDDからデータを復旧させる格安データ復旧サービスも行っております。
小平本店、国立支店、世田谷支店、練馬支店の4店がございます。

2017年01月

先日、国分寺市のお客様から自分のノートPCのHDDをSSDに換装したいというご依頼がありました。
HDDをSSDに換装することは基本的にできますがお客様がSSDのメリットしかご理解しておらず、ちょっと心配になりました。

SSDはHDDと比べるととにかく読み込み、書き込み速度が速く、換装するとPCの起動が劇的に早くなり交換したメリットが体感できると思います。
SSDのメリットとしてこれが最も大きな要素だと思います。
その他には軽く、振動や放熱が少ない点、起動音がほぼ無音で静かといった点が分かりやすいメリットです。

逆にSSDのデメリット、欠点は何でしょう?
もちろん価格が高いというのは有名なデメリットですが他に何があるのかと言いますと
まずSSDには読み込み書き込みの回数に限界値があります。
SSDの種類(前に記事にしたMLCやTLC等)によってその限界値は様々ですが数千回~数万回と言われています。
また、HDDと違いSSDはデータがメモリチップ内にデータが整列していないと性能が落ちるため頻繁にデータの並び替えを行っています。その為、HDDより読み書きの回数が増してしまいます。
つまり、HDDから比べると寿命が短い傾向にあります。
加えてHDDは壊れかけてくると性能の低下が顕著に表れますが、SSDは壊れるときはある日突然壊れる事が多くその前兆を捉えることが難しいのです。
大事なデータはSSDではなくHDDに保存した方がいいでしょう。

次にSSDはメーカー、搭載されているファームが低性能なものですとHDDとほぼ変わらないようなSSDもあることは事実です。
それでしたらあえてお金を出して、HDDとあまり大差のないSSDを買うメリットはほぼありません。
HDDはメーカーにより性能の違いはあるものの、SSDほどメーカー等による性能差はありません。

最後に先に書きました通りSSDはデータの並び替えを頻繁に行っています。
PCがフリーズしたり停電した場合、書き換え中のデータの並び替え作業を当然止まるため、データの損失が起こる可能性が高くなります。
Windowsのシステムファイルしか入っていないドライブならば最悪起動しなくなりますが、起動しなくなるだけで再度セットアップすればまた使えるようになります。
問題は大事なデータ等で欠損が起きた場合です。
欠損してしまったデータは壊れてしまうためデータの中身を見ることはできません。修復作業が必要になります。
データの信頼性が低いため、尚の事大事なデータはHDDに保存するようにしましょう。

今回の国分寺のお客様にもこのことをお伝えしました。
そのうえで換装作業をさせて頂きました。
SSDは万能ではありません。HDDにもまだまだ良い点はあるのでお互いの長所を生かしながら使っていきたいですね。

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パソコンホームドクターです。
大寒となり1年で一番寒さが厳しいころのようですね。
暦の通り日々寒くて出かけるのが嫌になってしまうこの頃です。

先日、府中市のお客様宅にご訪問させて頂きました。
内容はパソコンご購入後の新規設定、インターネット接続設定、無線LAN設定、プリンターやメールの設定などです。
作業が多いので時間はかかりますがパソコンが新品で、不具合のあるパソコンではないので安心して触れます。
作業も順調ですべて設定し終わったことお客様が
『手早くやっちゃうけど、そういうのって慣れてないと時間かかるじゃない?私がやったら1日はかかっちゃうよ』
『そういうのってどこで勉強するの?大学とかで習うの?』
よく聞かれることの一つです。

私は大学も社会人になってもITやパソコンといったものを習いにいったり、勉強した経験はありません。言わば独学です。
パソコンが仕事になった経緯はだいたいこのような感じです。

私は大学、大学院ともに建築・土木関係の学科を出ており、学生時代の友人はほぼそちら側の就職先に就いています。パソコンは全く関係ない学科でした。
パソコンに本格的に触れたのは大学1年のころでした。
学生ですから大学でレポートや課題が出されます。
比較的真面目な学生が多いのでしっかりレポートを出すのです。ですが建築・土木の学生は男子大学生が多く、字が汚いのです。
あまりに汚いので、先生が嫌になったんでしょうね、ある時期から先生が
「レポートはWordなどのパソコンで作ったものでないと受け付けない」
と言われました。
そう言われればパソコンでレポートを作成するしかありません。しかし大学のパソコンルームは混んでいて1時間~2時間待ちが当たり前です。
最初は待っていましたが、待つのが面倒になり人の多いパソコンルームでは作成作業が捗らず自分で購入したのが始まりです。
富士通のデスクトップパソコンでしたが、当時はまだ30万円程度の値段で高かったのを覚えています。

購入当初は普通に課題製作用の機会として使っていましたが、誰もがご存じのとおりパソコンはWordやExcelだけのものではありません。できることは多岐にわたります。
そのできることが分かるにつれてパソコンにはまってしまい、どんどんのめり込んでいきました。
これが大学2年の中ごろだったと思います。

知らないくせに触りまくるのでどうしてもパソコンが壊れます。
学生の身分でしたので修理するお金がない、でもパソコンは早く直したい。仕方がないので自分で修理するようになりました。秋葉原へバイクで通い、壊れた部品の代替品やパソコン関連の本を買ってなんとか直したのを覚えています。
直すと一時的には復旧するのですが、知識がないのに自分で直すのでやっぱりすぐに壊れるのです。でもお金がない。仕方ないのでまた自分で修理する。少しは良くなるがまた壊れる、また自分で直す。それを1年~2年くらい繰り返していたと思います。

そのうちそのパソコンでは物足りなくなり、自作を始めたのが大学院に入ったころだったと思います。
自作をするとすべて自分で部品を選ぶのでメーカー保証はなくなりますし、すべてが自己責任ですので不具合が起きても自分で直さないとなりません。否が応でもパソコンのスキルは上がります。
そんな事を繰り返しているうちに詳しくなっていきました。

ちょっと珍しいダイプなのかもしれませんが今思えば、好きこそ物の上手なれ、ということわざの通りに進んでいったと思います。
ですので、専門学校や大学で学んだ人より身近な知識や経験が多く、パソコンが分からない人の気持ちがよくわかるのです。私も最初はサッパリ分からずキーボードの文字配列ですらABC順になっていないことにイライラしていた人間です。
当時はまさかパソコン関係の、それも修理といった仕事に就くとは思ってもいませんでした。
この仕事はお客様と接する事も仕事のうちですので、パソコンが詳しいだけではやっていけませんが、自分には合っていると思いますし、楽しいです。今後もご依頼がある限り、この仕事を続けていきたいと思っております。

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今年一番の寒波がやってきて東京も氷点下の冬日が続いています。
寒くて朝起きるのがつらく、このままあたたかい布団で寝ていたいと思うダメ人間が働いているパソコンホームドクターです。

先日、少し変わったご依頼がありました。
その内容はあるパソコンだけ夜間の時間、インターネットに繋がらないような設定にできないかというご依頼です。
お子さんが深夜までネットを見ており、お困りのお父様からのご相談です。
お子さんが中学生ですので、興味はあると思うのですが、いつまでも際限なしにネットを利用しているのは良くないというお父さんのお気持ちは大変よくわかります。

結論から言いますとそういった設定はできるのですが、通常のルーターではなくそういった設定ができるルーターに変更する必要があります。
そういった設定ができるルーターに規制したいパソコンを登録し、時間がくるとネットワークを遮断するのです。

今回、設定したのはNECのAtermのWG1800HP2です。
こども安心ネットタイマーなるものがついていて、設定できるのです。
ただ、これが少しややこしい。
wi-fiの無線パスワードを初期設定のパスワードで規制すのであれば説明書にQRコードが載っておりそれをスマホで読み取れば簡単にできるのですが、パスワードを変えてしまうとルーターに直接ログインして設定しないとできないようです。
今回のご依頼はwi-fiの無線パスワードも変更したので、QRコードが使えず、ルーターにログインして設定しました。
ちょっと詳しい方でないとここまで行き着くのは大変かと思います。

親の心子知らずという言葉がありますが、本当にその通りで、お子さんからすれば腹立たしい、口語体でいえばウザいの一言でしょうが、10年くらいすればその親心がわかってくるのでしょうね。
子育ては大変だと思わせてくれる出来事でした。

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あけましておめでとうございます。
パソコンホームドクターです。
年明けはあまり電話がならず、比較的ヒマなのですが、今年はありがたいことに新年早々からお仕事を頂きましておかげでブログの更新が遅くなりました。

寒い時期に入り、パソコンの故障修理のご依頼が増えてきたように思えます。
できれば部屋を暖かくした状態で長時間放置し、パソコンも暖かくなってからパソコンの電源を入れるのが良いのですが、パソコンのためだけにそんなに無駄なことはやっていられないというのが正直なところです。
それ以上、寒い時期に個人でできる故障予防策はないので、いつもと同じように使うしかないのですが、やはり寒いと故障が増えてくるのは事実です。
寒い部屋で急に動くと体に負担がかかる人間と同じようにパソコンも負担がかかります。
それが積み重なって故障へとつながってしまうのですが、簡単な予防策がないのが困ったところです。

HDD以外の故障だけなら部品交換で動くようになりますが
HDDが故障してしまうと大事なデータがすべて消えてしまう可能性があり、取出しには場合によってかなりの金額と時間がかかる場合があります。
大事なデータは必ずバックアップを取っておいてください。

今年も皆様のパソコンライフが快適に過ごせます様、微力ながらお手伝いできればと思っておりますのでよろしくお願い申し上げます。

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