パソコンホームドクター アリンのブログ

東京都小平市を中心にパソコンの修理、設定、データ復旧を行っているパソコンホームドクターアリンと申します。パソコンの修理やHDDのデータ復旧、取り出しなど気が付いたことを書いていきたいと思います。
主にパソコン修理やネットワーク設定、プリンターなどの周辺機器設定をさせて頂いております。低価格で壊れたパソコンや外付けHDDからデータを復旧させる格安データ復旧サービスも行っております。
小平本店、国立支店、世田谷支店、練馬支店の4店がございます。

2015年09月

初めてのお客様から「ゲームができないんだけど」とPC診断のご依頼がありました。
早速日野市へ出発です。

できないゲームはとあるオンラインゲームです。
お客様が言うにはこのゲームができる性能は満たしているはずだとのこと。
PCの性能を見ると確かに満たしてはいますが、ギリギリといったところです。
またゲーム等を行うための規約をまとめたもの(DirectX)が古くエラーが出ていました。

「DirectXを最新なものにする必要がありますが、最新になってもこのPCでは快適な操作は難しいと思いますよ。」
「いや、このパソコン買ったばかりなんだけど」
買ったばかり!?そんなハズは・・・
その性能をみると買ったばかりとは思えないほど古いものでした。

よく話を聞いてみると、知り合いの友達に半年ほど前に作ってもらったらしいのですが
PCの基本部品は3年~4年ほど前の部品ばかり
確かにHDDは新しいものと思えるほど順調でしたが、それ以外のものは・・・
「これはお幾らでご友人に作ってもらったのですか?」
「え~と、10万円くらいでした」
高ッ!
と思いましたが、お客様のご友人ですので、そのままストレートにお伝えできずかなり緩やかにお伝えいたしました。
私の言いたいことをご理解下さったようで、お客様は苦笑いしておりましたが
もしこれが普通のPCショップでしたら詐欺と思われるレベルです。

ゲームはやりたいけど、半年ほど前に買ったばかりのPCなのでまた買い換えるのも・・・ちょっと考えさせてと言われお宅を失礼させていただきました。
たまーにこういった話は聞きますが、PCを知人に組んでもらうなら信用できる方に、またはPCの性能を紙に起こしてもらい、ほかの詳しい方に見せるのも良いかと思います。

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先日、西東京市のお客様からお電話がありました。
何度かご訪問させていただいているお客様なのです。
「電源を入れても何も映らない、すぐに電源が落ちちゃうんだけど」
あ~いよいよ本格的な故障だな・・・

お使いのPCはNECの8年ほど前のノートPCです。
本来ならばもう寿命といえる年数は過ぎております。
お客様にも買い替えのご案内はしたことがあるのですが
「このPCが使いやすいし、新しいのは使い方を覚えるのが大変だから最後までこれを使いたい」と言われ今まであちこち手を入れて使い続けてきました。

今回はマザーボードの故障でした。
PCの部品で一番修理代がかかるものはマザーボードです。(メーカー製のPCに限ります。自作PCの場合この限りではありません。)
コンデンサー破損程度ならばその部分だけ交換すればよいのですが、今回はチップ破損につきどうしても代わりのマザーが必要です。
ただ、お金を出せば買えるうちはまだ良いのです、
8年も経つとメーカーさんも保守部品を持っていないことが多いのです。
そうなると部品が手に入らないので、お買い替えとなるのですが、お客様はまだこのPCを使いたい。

お客様に了解を頂きインターネットで中古マザーボードを購入し、部品交換を行いました。
怪しいと思われるコンデンサーも交換しました。
無事に動くかちょっと不安でしたが、無事に通電し、細かい動作確認と動作テストを行いました。
修理費用を考えますと、新しいPCを買ったほうが良いのですが、お客様のご希望にできるだけ応えなければ弊社の様な小さなPC修理屋は大手さんに負けてしまいます。

お客様に無事お渡しし、喜んでいただけました。
このPCはWindows Vistaですので、さすがにMicrosoftのサポートが切れる2017年以降は止めたほうがいいですよとご案内しているのですが、どうなるかなぁ。

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前回の続きです。

ノートPCとデスクトップPCのCPUについて説明しました。
ではメモリとHDDの違いについても書きたいと思います。

まずメモリ
現在はデスクトップ用メモリはDIMM、ノート用はS.O.DIMMが主流です。
DIMMとかはメモリの形の規格と考えてください。
DIMMと呼ばれる形のメモリが主流なんだ~くらいの捉え方で良いと思います。
ノート、デスクで別の名前が書かれている通り、メモリも両者で形が違います。
DSCN8068
左の小さい2枚がノート用メモリ、S.D.DIMM
右の長いものがデスクトップ用メモリ、DIMMです。
大きさが倍くらい違いますよね。
規格が違うため両者に互換性はありません。(デスクトップPCにノート用メモリを付けれる変換キットはありますが、あえて使う意味はありません。)

両者でCPUほどの性能差はありませんが
同じ容量のメモリですと、ノート用メモリの方が高いことが多いためデスクトップの方がお買い得です。
また基盤が大きいため熱も分散するので故障がしやすいのもメリットですね。

次にHDDです。

当然HDDも両者で規格が違います。
3.5インチHDDがデスクトップ用
2.5インチがノート用です。
大きさ、重さも違います。
DSCN8069
左の小さいく薄いものがノート用2.5インチ
右2つの大きいものがデスクトップ用3.5インチです。
尚、下の画像は厚さを比べていますが、真ん中のデスクトップ用HDDが右と比べて少し薄いのがわかるでしょうか。
このようにたまに薄いタイプのHDDもあります。
安いPCはHDD容量も少ないため、薄いHDDが載っていることがあります。

両者の最も大きな違いは容量の違いです。
デスクトップPC用HDDですと現在一般に売られているもので最大8TB
ノートPC用HDDですとそれが2TBまでとなります。
容量差は4倍です。
値段も違います。
同じ容量のものならばデスク用HDDの方が半額程度のお値段になります。
お財布に優しいですね。
また、データの読み書きが早いものはデスク用HDDの方が早いことが多いです。
データの読み書きが早ければPCの起動なども早くなる要因となりますのでこれはありがたいですね。
デスクトップ用HDDの方が良いことばかりなのですがノート用HDDの良い点もあります。
小さく軽いので持ち運びが楽であり、消費電力が少ない。
数ワット程度の大した差ではありませんが少ないに越したことはありません。
それと、ノートPCは持ち運ぶことが多いため、衝撃に強い設計になっていることが多いのです。
ただ、デスクトップPCを常時動かしたりする人はほぼいませんのであまりメリットはありません。
外付けHDDをよく持ち運ぶ方はノート用HDDの方が向いているかと思います。

ここまでノートPCとデスクトップPCの部品の違いについて簡単に書いてきましたが
これらの違いを踏まえたうえでどのPCを買ったらいいのか、次回に書きたいと思います。
本来はもっと細かい規格や場合分けが必要になるのですが、全部書いているといつになったら終わるのか先が見えないため、今回は省略させて下さい。

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前回の続きです。

PCの種類はメインで使用するとしてノート、一体型、デストップと主に3種類あり、それぞれのメリット、デメリットについてお話ししました。
また、それぞれの見た目や大きさなどの違いは誰が見てもわかる事と思います。
ここではPC内部の違いをお話ししましょう。

パソコンの部品は大きく分けて
CPU
ハードディスクドライブ(HDD)
メモリ

の3つで性能が決まります。(場合によってグラフィクスボードも入ります。)
そのなかでCPUはPCの性能の高低を一番大きく決めるものです。
CPUが高性能だと、人間でいえばお利口。
逆に低性能ですとお馬鹿さんということになります。

前回の内容で、デスクトップと比べた場合、基本的にノートの方が低性能です。
と書きましたが、それはこのCPUが両者で全然違う部品が載っているからです。
DSCN8021
それぞれのCPUを比べました。
上段が表面、下段が裏面です。
左のものがノートPC用のCPUです。
中央のものと右の物はデスクトップ用のCPUです。
表面は違いますが、裏面はあまり大差が無いように見えるかもしれません。
斜め上から撮ると違いが分かります。
DSCN8024
ノート用には針のような突起が出ていますね。
デスクトップ用にはそのような突起はありません。(10年以上前のCPUにはありました。)
同じCPUですがノート用とデスクトップ用で全く違うものが載っています。

じゃあなんでわざわざ違うCPUを用意しているのでしょうか?
CPUはPCの部品の中で一番熱を出します。必ずファン等の冷却装置が付いています。
ノートPCはボディが小さいので冷却装置も大型の物は付けることができません。
仕方がないのであまり熱を出さないCPUを載せるしかないのです。
発熱を抑える設計になっていますので性能を削って低発熱のCPUに成らざるを得ないのです。
一方デスクトップはボディが大きいので大きめの冷却装置を取り付けできます。
CPUが多少熱を出そうが、大型の冷却装置でどんどん冷やしてくれます。
ですので、性能最優先、熱処理など2の次で作られています。

ちなみにノートPC用のCPUの消費電力は少ないもので1W程度
一般的なものでも15W~30W程度。
デスクトップ用の場合、少ないものでも30W程度であり
一般的なモデルで50W~90W程度です。
だいたい3倍くらいの差でしょうか。結構大きいものです。

ちなみにこの電力数値は常にこれだけ電力を消費しているわけではありません。
最大値でこのくらい、という事です。
一般的なノートPCが常時30WでCPUを回していたら放熱が追い付かずそのうち壊れます。

ちなみに一体型PCは見た目こそ大きいですが、部品が詰まっている背面部はあまり余裕がないためノートPC用のCPUが入っています。
前回、一体型は名前こそデスクトップですが、大きいノートだと思ってください。と書いたのはそれが理由です。

CPUの違いは以上ですが、あと性能を決めるのに
HDD、メモリの2つがあります。
そのお話は次回に書きましょう。

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先日、昭島市のお客様宅へご訪問したのですが
破壊型ウイルスに侵され見事にデータの一部が壊れてていました。

wrodやExcelは開けますが文字化けして読めません。
写真などの画像データは「このファイルは壊れいてるため開けません」のようなエラーが出て見れません。
メールも文字化けしてダメ。
pdfに至っては開くことすらできません。

なかなか酷いウイルスですね。
ここまで強力なウイルスはあまり感染するものではありません。

ケー〇デンキに見せたら、「データ復旧は無理ですので諦めてください」
といわれ弊社のところにお電話を下さいました。

とりあえず、ウイルスの駆除はものすごく時間がかかるので
PCは駆除するよりリカバリーした方が早いのですがデータ復旧が第一です。

データの整合性を取り、解析、読み取り、解析をいろいろ繰り返した結果
データ復旧の目処がたったのでお客様へお電話しました。

復旧費用は7万円弱
お客様は開口一番に「ん~高いな!」
分かります。確かに7万円は単純に考えて高いと思います。
ただ、弊社も1日程度で直せる訳ではないので、時間と労力を考えますとどうしても
そのくらい頂かないと成り立ちませんのでご理解いただきたいのです。
それに大手のケー〇デンキさんでは復旧不可と言われたので、私的には
「10万円超えるだろうな、復旧には2、3か月はかかるだろうな」
と考えていました。
それから考えると安くはなったのですが、やはり7万円という金額は高く感じてしまうのでしょうね。

ただ、多くの方に伝えたいのですが
パソコンは本体より中に入っているデータが大事です。
パソコン本体など壊れたら買い替えればいいのです。
10万円程度出せば新しいパソコンが手に入ります。
ですが、データはそうはいきません。
特に写真やメールデータは1点ものです。同じ写真は2つとありません。
いくらお金をかけても買えるものではありません。
データの方にお金を掛けるよう心がけて頂きたいのです。
バックアップをしっかり取るように、それもできれば2ヵ所以上の記録媒体に取るようにお願いしたいのです。

大したデータでなければ復旧の必要もないのでしょうが
やはり家族の写真、仕事のデータは大事な方が多いのでしっかり保存、バックアップはとるようにしましょう。

ちなみにウイルスによるデータ破損は安ければ2万円くらいから高いと20万円でも30万円でも掛かります。
復旧費用が高い場合、お客様へその電話をするのが非常に嫌なのです。
やはり想定外のお値段を伝えないといけないことがあるので、申し訳なく思ってしまいます。

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今日は昭島市のお客様宅にご訪問しました。
PC起動しないという事ですが、電源が壊れたようです。

「電源ユニットの故障ですね。直せますが、もう古いPCですので修理費用がもったいないですよ。」
『もう古いからなぁ、新しいパソコンを買うか。でもどれがいいの?』
「主にそうですね、ノートPCとデスクトップPCとありますが・・・」

お客様がよく言われること
どのPCを買っていいか分からない。
本当に良く聞きます。
確かに家電量販店に行きますと安いものは5万円くらいから高いものは20万円近いものまで
色々なメーカーから多種多様なPCが出ています。
値段が高ければいいPCなんだろうな、というのはだいたい合っていますが
最高性能のPCを買ったからといって耐久性が高く、壊れにくいといったことはありません。

今日から数回は パソコンの選び方 について書きたいと思います。

パソコンは主に以下のタイプに分かれます。
タブレット型
ノート型
一体型
デスクトップ型

タブレット型は主に2台目、3台目といったセカンドパソコンです。
メインで使うのは ノート、一体型、デストップの3種類ですのでこれについてお話ししましょう。

市場で売れるPCは7割程度がノート型です。
残り3割が一体型とデスクトップ型となっています。
ノートは場所をとりませんし、移動も可能、配線も少なくすっきりしますので売れる理由も分かります。
一方でデスクトップはモニターと本体が別になっており、配線が見苦しく、場所も移動できないといったデメリットがあります。
市場でノートが売れる理由もわかります。
メーカーのカタログを見てもノートの方が多種類扱っています。

ではノートはいいところばかりなのか?
そんなことはありません。デスクトップと比べた場合、基本的にノートの方が低性能です。
仮に10万円のノートとデスクトップのPCがあった場合、まず間違いなくデスクトップの方が高性能です。
当たり前といえばその通りですが、このお話をすると驚かれるお客さまが結構いらっしゃいます。

そしてパソコン修理屋として一番言いたいのはデスクトップと比べるとノートの方が壊れます。
使用環境や状態によりますが、ノートの方が短命であり、故障頻度も多いと思います。
理由はノートの方が筐体が小さい分、熱の逃げ場が少なく加熱による故障が多い点。
移動できますので移動中にぶつけたり、落としたりといった過失による故障。

見た目を取ればノートかもしれません。
ただ長持ちさせたいのであればデスクトップでしょう。
ちなみに一体型は大きく分けますとデスクトップに分類されますが、その中身はノート型と変わりません。
名前こそデスクトップですが、大きいノートだと思ってください。
その理由は次回、書けれたら書きます。

ちなみに私はデスクトップ派です。
自作しておりますので、本体もかなり大きく配線だらけです。
配線はできるだけ纏めたいのですが、やはりノートでは使いにくく、拡張性がないので
私が使うにはあまりに物足りません。

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このところ急に涼しくなり、今年の夏は短かいようですね。
私は痩せているのに暑いのが苦手なのでありがたいのですが
こう曇りや雨が続くと農作物への影響が気になりますね。
野菜が高くなると・・・

このブログはお天気ブログではないのでこのあたりにしておきます。

先週、調布市のお客様のお宅で作業中HDDの交換を行ったのですが
1TBのHDDなのに画面上は920GB少ししかありません。
「80GBは何に使っているの?」と聞かれました。
その理由についてお話ししましょう。

一般的に私たちが日常で使っているのは10進法ですが、コンピュータはすべてが2進法で表現されています。
HDDの容量も同様に2進法でカウントされます。
2進法では1キロバイトは1000バイトではなく1024バイトとなります。
しかし、HDDのメーカーは1キロバイトを1000バイトとして計算しています。
実際は1024バイトのものを1000バイトとしていますので
どうしても容量のズレが出てきてしまいます。

計算をしますと
・1KB = 1024B
・1MB = 1024B x 1024B = 1,048,576B
・1GB = 1024B x 1024B x 1024B = 1,073,741,824B
となります。
つまり1GBにつき約74MBの差が生じてきます。
1TBは1000GBですのでその誤差が74000MB=約74GBとなり
実際の表記は920GB少々程度となることが多いのです。

その他、外付けHDDやシステムドライブ等で使いますとシステム領域等で少し容量を使いますので
900GB程度になることもあります。

1TBのHDDを買っても実際は900GBちょっとしか使えないのでご注意ください。
これは不具合などではなくHDDメーカーではこの表記が一般的ですので仕方のないことだと納得して下さい。

1TBだと70GB程度ですが、もっと大きなHDDになるとその差はさらに大きくなります。
ちなみに私は6TBのHDDを持っていますが実際使えるのは5.58TBほどで400GB以上も少なくなります。
仕方のないことだとわかってはいますが、なんか悔しいですよね。

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