パソコンホームドクターです。
弊社は今年で12年目を迎えました。ここまで長く何とかやってこれたと思っております。これもお客様のおかげです。ありがとうございます。形式通りのいい方ではなく、本当にそう思っています。

さて12年もやっていれば色々なお客様がいらっしゃいます。
今日は、ご訪問してすぐの記事は自粛いたしますが、時間がたてばもうOK、と勝手に判断した「すでに時効シリーズ」を記事にいたします。

10年以上前のこと。
弊社ができて間もないころのお客様。はじめのころは今よりお客様も少なく、ありがたいお電話だと思っていたのですが、対応がなかなか酷い。
何度か呼んで頂いたのですが、何度も酷い。

ひどい例①
ご訪問したけどご自宅にいらっしゃらない
お電話をしたら
『もしもし!?あ、今日ね。今、札幌なんですよ』
「今日、ご訪問のお約束なっていますが・・・」
『仕方ないでしょ!雪で飛行機が遅れてるんだから!』
と言われました。
・・・仕方ないけど電話してくださいよ
「来てしまったので、出張費用だけはかかってしまいますが」
『今度払うから!また来て!今忙しいの!』

ひどい例②
私がパソコンの不具合や内容を説明していると
「ここがこうでして、こういう不具合が出ていまして・・・」
『あー聞いても分からないから!とりあえず全部直して!今までと同じように使えればいいから!』
「費用ですがだいたい・・」
『いいから!払うから!早く直して!』
そういわれたのですべて直して費用を清算すると
『こんなにするの?高いんじゃない?』
「すみません、ただ、規定の範囲内です。」
『1時間30分程度の作業でこれはないわ!』
「作業自体は1時間30分程度ですが、ここまでの往復の時間なども入れますともっとかかっていまして」
『そういうのはちゃんと言ってよ!やっちゃったものは仕方ないから、まぁ払ってあげるけど、お金って大事よ。私も会社を立ち上げようと思っているんだけど、そんなんじゃ誰も使ってくれないよ?勝手にやって、お金下さいって。ないわ。』
ちなみに費用は15000円程度だったと思います。
ちゃんと言わなかった私も悪いのですが、気になるならばこちらの話も最後まで聞いて下さい。どこかに行かないで下さい。

ひどい例③
ご訪問したけどご自宅にいらっしゃらない
出てきたのはお母様と思われる方
お電話をしたら
『家に親がいるから聞いて直しておいて。分かってるから』
それで一方的に電話を切られてしまいました。
「・・・お嬢様が、お母様に聞けばわかると言っているのですが、何か聞いていますか?」
《何も聞いていないです・・・》
「・・・・・」
困ったな、どうしよう、そう思っていると
《すいません、娘が何かご迷惑をかけたようで、あの子はいつもそうなんです》
よかったお母様はしっかりした方だ。
事情を話し、お母様から一言、お嬢様に言ってもらう事になりました。
後日、電話がかかってきました。
『母に余計な事言わないでもらえますか?プライバシーってものがあるでしょ』

ひどい例④
『私の会社のホームページ作ったんだけど見てくれる?』
「いいですよ、見せてください」
そこには〇〇企画と書かれ、フラッシュを使い、動画を取り入れた10年以上前ならば結構しっかりしたホームページでした。
結構凝ってるな、ただ何を紹介したいのか分からないホームページだな。
『まだ途中なんだけど、結構いいでしょ?』
「そうですね、かなり凝った作りですね。何をされている企画会社なんですか?」
『そこがまだ決まってないんだけどね』
・・・え⁉
決まっていないって、会社でしょ?何をするか決めてから会社を立ち上げ、ホームページって作るものでしょ。事業が決まっていないのに社名だけ決めてホームページを作ったの?
家を建てたいけど図面も何も決まっていないのにとりあえず玄関だけ作ってみました、みたいな感じ?
『このホームページ、続き作ってくれる?』
「え~と、何を書けばいいのでしょうか?」
『そこは適当にやってもらって構わないからさ』
「・・・適当と言われても、おおよそでも内容が分からなければ書きようがありません」
『いろいろやろうとは思っているんだけど、私は何でもできるからさ』
『私ってこう見えて器用でさ、頭も良いの、人望もあるし、それで~~~で~~~だけど~~~』
長いお話が続きます。おおよそでも内容は忘れてしまいましたが、自己愛が強いのか、強すぎるのかご自慢の話が続きました。
『まぁそんな感じな私が作った会社だから、何でもできるわけよ、だからそんな感じで書いといて』
「お話した内容だけでは・・・せめて文章に起こしてください」
『私、忙しいからそんなことしている時間ないの、だから頼むわ』
「・・・・・すいません、私もそこまで時間が取れないもので、申し訳ありませんが、お引き受けできません」
そうお断りすると
『ホームページくらいすぐ作れるでしょ?そんなこともできないの?パソコンのプロでしょ?文章を書けばいいだけよ?誰でも作れるわこんなもの。』
この言い方にはさすがにイラっとしました。
「それでしたら、そのホームページを途中まで作ってくれた業者さんに頼めばいいじゃないですか」
『ここはダメ、すっごく高い、トップページ作っただけでお金が無くなっちゃった』
「お金が無くなったって、今後の作成費用はご予算おいくらなんですか?」
遠慮せず、突っ込みました。
『5万円もあればできるでしょ?』
「すいません、私の方ではお引き受けできないので他をあたってください」
『足りないの?じゃあ7万出すよ』
「7万でもできません。無理です」
『じゃあ他に頼んじゃうよ!いいの?7万出すって言ってるのに』
「頼めるところがあるならばどうぞ、7万では無理だと思いますが」
『はぁ?私が他で頼めるって言ったら頼めるんだよ!そんな事じゃあんたのところ潰れるよ!もう使ってやらないから!』
「ではこれで失礼します、今後は私の方もお付き合いできませんのでよろしくお願いいたします」
『早く帰れ!』

これが最後でした。
それから1度お電話がありましたが、今後そちらとはお付き合いをするつもりが無い、との旨をお話しして、電話を切らせてもらいました。電話口では相変わらずいろいろ言っていましたが、強引に電話は切りました。
こうやって周りの人が去っていくことに気が付いていないのでしょうか。
もう10年は前の事ですが、まだ覚えております。

その〇〇企画のホームページはその後、3~4年は検索したら出てきましたが、その時と進行状況はまったく変わらず進んでいませんでした。
先ほど検索した時はもう出てきません。閉じたのか、どうなったのか。
ただ、これ程自分勝手な方では会社を作っても成功するとは思えません。まず人がついてこないでしょう。当たり前と言えば当たり前の結末ですが、私はこうならないよう反面教師のつもりで時々は思い出し、仕事に励んでおります。