パソコンホームドクターです。

先日ご訪問したお客様、法人様なのですがやや古めの2階建て商業ビルを1棟借りてお仕事をなさっているようです
ご依頼はインターネットが時々つながらない。
時々というのは困ったもので、私がご訪問時につながっていると原因特定が大変分かりにくいのです。
ですが、ご依頼があった以上そんな言い訳は通用しません。

何だろうなぁと思いながらご訪問。
やや古めのビル、という事もありあちこちにLANケーブルが這っています。
よくある事なので想定内です。
パソコンを見させて頂きました。確かに時々つながらない。つながらないと言いますか大変遅い。
遅くてつながっていないように見えます。ただ、問題なくつながる時もありました。
まずはウイルス対策ソフトを疑います。ですが、15台ほどあるパソコンの半分ほどがつながらなくなる、という事ですのでウイルス対策ソフトということはなさそうです。
そうなるとルーターか。
「ルーターを見せて頂きたいのですが、どこにありますか?」
『ルーターですか?ええと、私は後任ですので、よく分からないのですが、確かこっちです』
法人様の場合、担当の方が退社などで入れ替わることが多々あり、よく分からないと言われることもよくあります。
これも想定内です。
ただ、ここからが想定外でした。

『え~と、これですかね』
ちょっと古めですがバッファローのルーターです。
「これですね、それでは・・・」
『あと、こっちにもあります』
ん?他にもあるのかな?まぁ法人さんだからな、何台かあってもおかしくないか。
『ここにもあります』
『あと、これ』
『これもそうですかね?』
『これも、あれも』
そうおっしゃって出てきたルーターは10台
すべて電源が入っています。なにかしらつながっているようです。
「・・・これ全てつながっているんですか?」
『分かりません、私がこの会社に来た頃からこの状態だったので・・・』
おそらくルーターの咬ませすぎでしょう。
ブリッジとして使っているものが多いものとは思いますが、何台かはルーター機能が有効になっていてダブルルーターどころかトリプル、フォースとなっているかと思われます。
どれが親ルーターなのか、把握するのも大変そうです。
それよりも、配線がどこを通ってどうなっているのか、それを探すだけでもかなりの労力です。
淡い期待をもって
「LAN配線がどうなっているかなんてことは・・・ご存じでは・・・」
『すいません、それを分かりません。ごちゃごちゃでどうなっているのか全く分かりません』
そうですよね、知らないですよね。

とりあえず、この日に全てを把握するのは不可能だったため、後日時間を作って頂きご訪問いたしました。
完了までに3日ほどお時間をいただき、見えている部分はかなりスッキリとまとめることができました。
不要なルーターは取り除き、1台のみとしました。あとは必要に応じてハブを使い分岐。
まだ少し無駄があるかな、といった感じはありますがすべての配線を引き直すのは費用との兼ね合いもあり不可能に近いので、できるところだけ、といった条件できれいにしました。
それでも不要なLANケーブルは15本ほど。
見た目にもきれいになり、一番のお悩みだったインターネットが時々つながらない。といった点も解決できました。
3日もかかったことも大変でしたが、一番大変だったのはその3日間、お客様の会社は営業しています。その中、いろいろな社員の方に
「ちょっとパソコンのインターネットを切らせてもらっていいですか?」
「足下の配線を見たいので、申し訳ありませんが、少し失礼させてください」
「この荷物をどかしてもいいですか?」
といった許可をとらないといけない、聞かないとわからないことが多くそれが一番苦労しました。
お客様の会社の方々にできるだけお邪魔になってはいけない、ただ、多少はお邪魔しないと配線が直せない、といった具合です。
この3日間で2、3キロは痩せたような思いです。
お客様は大変喜んでくれたので良かったのが唯一の救いです。