先日ご訪問した杉並区のお客様。
ご年齢はおそらくパソコンに詳しい世代と言われるデジタルネイティブ世代の方です。
ほぼ私と同世代。20代になるとスマホの普及によりかえってパソコンに疎い方が多く、一番パソコンに詳しい世代と言われています。
このくらいのご年齢の方になると、社会経験や社会的地位もそれなりに出てきて、お気を使ってくださり、静かな方が多いのですが、たいへん気さくな方でお話もはずみます。
その会話内容はほぼパソコンの事。
最近のIntelはサボってる、長年あぐらをかいていた報いが来たんだろうか、
BIOSTARってメーカーはどうなの?
今年の秋に出るとされているWindows11はどんなOSになるのか
といったパソコン関係の話ばかりです。

どれも私個人の意見に過ぎないので、ここではその内容は省略しますが、その中で言われた一言。
『SSDってたくさんのメーカから色々出ているけど、よく使っているSSDってどれですか?』

よく使っているSSDならば紹介しても良いでしょう。

今までいろいろなメーカーのSSDを使ってきました。
当たりもあればハズレもありました。
一般の方ではここまで使った方はあまりいないと思います。

私が良く使っているSSDです。
M.2のSSDでは
WDのBlueシリーズSN550がダントツに多いです。
理由はWDというメーカーの安心もありますが、一番は熱が出ないこと。
ノートパソコンに組み込む際はほぼこのSN550を使います。
スペースが取れないノートパソコンですとヒートシンクすら取り付けできない場合もあります。
ヒートシンクが無くても発熱が比較的少ないSSDということでいろいろ探しましたが、SN550がコスト、信頼性、耐久性を考えて一番良いように思えます。
速度は決して早くありませんが、現状最速のSSDと比較しても、数字上の差は出ますが体感ではあまり差はありません。数秒程度の違い。ならこれでいいじゃないと思います。

しっかりと大型のヒートシンクを組み込むことができる場合、つまりデスクトップなどの場合はSN550も使いますが、WDだとさらに上位の
WD BlackシリーズSN750
CorsairのForce Series MP510
ADATAのXPG SX8100
あたりは安定しており、ヒートシンクを組み込めば50℃程度で収まってくれます。
インターフェイスをPCI-ExのGen4まで考えますと
SSD最速の部類になる
CFDのPG4VNZ
サムスンの980PRO
WD BlackシリーズSN850
どれも読み込み速度が6700MB/s程度出る、現在最速のSSD群です。
ただし、どれも熱が出ます。ヒートシンクなしでの常用は避けたほうが良いでしょう。
この中では
CFDのPG4VNZがコストパフォーマンスが優れているかな~と思います。

PCI-ExのGen4でのSSDはまだ6本程度とあまり扱ったことがありませんので、探せばもっと良いモデルがあるかも?といったところです。

これからはもうOSはHDDではなく、SSDにインストールされていることが当たり前になってきています。
Windows10もSSDでないと動作が遅くて仕方ない。
今までの歴代OSをみても、ここまでHDDがボトルネックになり動作が遅くなるOSはありませんでした。
逆にこれをSSDに、それもPCI-Exのすればあっという間に動作が快適になります。
いままであれだけ遅かったパソコンが、HDDからSSDに変えるだけでここまで早くなるとは。
まるで魔法のようです。
私も初めて体験した時は驚きました。
「早いな!すごいな!」
この一言でした。
逆に
「こんなに早くて大丈夫なの?OSデータ全部読んでるのか?壊れいないの?」
と余計な心配までしたものでした。

今回は挙げませんでしたが、2.5インチのSSDはインターフェイスがSATAですので、PCI-Exと比べると速度はずっと遅く、いずれは淘汰されていくのでしょうね。
そのうちSATAのSSDでは遅くでダメ、やっぱりSSDはPCI-Exじゃないとね。と言われる日もそう遠くないと思います。