梅雨ですね。
先週から大変梅雨らしい空模様です。
雨が降らないと困るのは分かりますが、そろそろ1日スカッと晴れた青い空が見たいですね。
晴れれば暑いのはこの時期ならば不可欠ですが、こう暗い空ばかり見ていると嫌になってしまいます。
早く晴れてほしいとは思いますが、晴れたら晴れたで暑い、と文句を言うのでしょう。
自分の事ながらワガママなものです。申し訳ありません。
やはり4月か10月か、そのあたりが良いですね。
早く秋になってほしいパソコンホームドクターです。
これから夏本番なのに秋とは、気が早すぎですかね。

先日、府中市のお客様のお宅であったちょっと珍しい事。
ご訪問のご用件は
『パソコンの動作がおかしい、途中で止まる、青い画面が出る、グルグル読み込んでばかりで進まない』
といったものでした。
動作が不安定といった内容の修理は原因が多岐にわたり特定するのが大変なことが多いのです。
ご訪問して、パソコンを見させて頂きます。
・・・・・・確かにおかしい、おっしゃる通り不安定です。
『1週間くらいこんな状態なんだよ』
「こうなる前になにか大きな変更や、気になる点はなかったですか?」
『いやぁ・・あまり使わないんだけどね、なかったなぁ』

パソコンは比較的新しい一体型のパソコンです。
i7の7000番台に256GBのSSD。メモリは4GB。
良いパソコンなのに、メモリがやや容量不足でバランスが悪いなぁとは思いましたが、CPU特化型として販売されたパソコンなのかな?

まず、疑うのはウイルスでも入ったか、それかWindowsupdateでなにか失敗したのかな?といったところでしょうか。
・・・・・・いろいろ調べてみますが、システム的におかしい所はありません。

ならば物理的な故障、エラーか。
調べてみますとメモリから大量のエラーが。
なんでこんなに?それもあまり見たことのないエラーも。

「メモリがちょっとおかしいみたいですね。」
『メモリ?メモリがダメなの?このパソコンは16GBあるはずだけど、足りないの?』
「メモリは4GBしかないようですが・・・」
『え?そんなはずはないよ。16GBで買ってるはずだよちょっと待ってくれる?』
そう言って、買った時のパソコンの仕様書を探して持ってきてくれました。
そこにはメモリ16GB(8GB×2枚)と書いてあります。
そうなるとますます分かりません。
せめて4GBのメモリが4枚で16GBならば3枚が故障、不具合を起こし検出されず1枚のみ何とか検出されギリギリな状態で起動している場合もあり得ますが、これは8GBのメモリが2枚で16GB。
それはあり得ません。
昔ならばメモリが半分認識された、つまり今回の例でいうと8GBのメモリが4GBとして認識されたことはありますが、最近のパソコンでそんなことが起こり得る可能性は大変低い。
ですが、パソコン上でのメモリは4GBしか認識されていません。

とりあえず、お客様に画面上のメモリ表記を見てもらいます。
『本当だ、4GBと表示されてるねぇ、なんでだろう?』
「いつから4GBだったかご存じですか?」
『いやぁ、普段はそんなところ調べないもの、分からないよ』
ごもっともです。

ただ、4GBでもメモリからエラーが出ている以上、とりあえずメモリを交換する必要があります。
パソコンの裏蓋を開けます。
・・・・あれ?・・・これ誰かが開けたのかな?
誰かが裏蓋を開けたような形跡が。
「これ、どなたかパソコンの裏蓋を開けましたか?」
『いや、そこまで知識は無いから開けてないよ』
とりあえずメモリの蓋を開けメモリを見てみます。

そこには一般的なパソコンではまず使われないはずのメーカーの刻印が付いたメモリが1枚挿してありました。
容量は4GB。
「・・・・これは、誰かがメモリを交換していますね。」
『え?誰が?』
「一度修理とか出していませんか?」
『出していないよ、こんな大きな不具合は初めてだし』
「・・・メモリは4GBのメモリしかないんですよ、そしてこのメモリメーカーは絶対、こういった市販型のパソコンには使われません」
そういって付いているメモリを見てもらいます。
『本当だ4GBだねえ、なんでだろう?』
「・・・とりあえず、メモリを交換すればよくなる可能性があるのでお預かりいたします」
そうお伝えして、パソコンをお預かりさせていただきました。

持ち帰らせていただき、このパソコンに合ったメモリーを探して交換いたしました。
結果、大変スムーズになりました。
メモリの動作テストをしてもテストが落ちることは無く、すべてパスしてくれました。
おそらくメモリの相性によるエラーでしょう。

後日、仕上がったパソコンをお届けに上がるとお客様が開口一番に
『いやぁ、あのパソコンのメモリは孫か勝手に交換したんだって』
『孫のはメモリが4GBしかなくて、私のは16GBもあったから、いいなぁと思って交換させてもらった、って言ってたよ、手間取らせちゃって申し訳ない。』
「そうだったんですか、ならば分かります」
『すいませんね、孫はしっかり叱っておいたよ、まったく。』
そう言って苦笑い。かわいいお孫さんがやった事なのでそこまで怒れないのでしょう。

パソコン部品は何でも交換すればいいってものじゃないですからね。特にメモリは相性がうるさいので、訳の分からないメモリを挿すとやはりエラーができることは良くあります。

メモリを交換したり、増設をして不具合が出るようになったパターンはありますが、まさか他人が勝手に交換しているとは思わなかったです。
ちょっと珍しいパソコン修理となりました。