パソコンホームドクターです。

先日ご訪問した調布市のお客様。
80代の男性の方ですが、80代とは思えないほどお元気です。
ハキハキと話し、歩き方もキーボードの打ち方も元気いっぱいです。
ただ、元気すぎるのか、元からなのかわかりませんがパソコンの扱い方が雑なのです。

ご訪問のきっかけはお客様からのお電話でした。
『パソコンの動作が遅くて、みてくれないかな?』
こんな感じのお電話でした。

調布市にご訪問するのは久しぶりです。
府中市や三鷹市は時々あるのですが。
ご自宅に到着し早速パソコンを見させていただきます。

『このパソコンなんだけど、遅くてね』
電源を入れてもなかなかデスクトップの画面が出てきません。
確かに時間がかかります。
『遅いよ、まったく、早くしろよ』
そういいながらお客様は少しイライラしたご様子。
しかし5分ほどたってもまだサインインの画面でマウスカーソルがグルグルしたままです。
起動するのかな?と思うほど遅いです。
『早くしてくれよ!おせぇなぁ』
『早く早く!』
と苛立っているようです。
「いつもこれほど遅いんですか?」
『そうなんだよ、遅いだろ?まったくなんでこんなに遅いんだよ!』

確かにかなり遅いのですが、このくらい遅いパソコンはたまに見かけます。
ただしそのどれもが大体古いパソコンです。
ここパソコンはまだ2年ほど前のものでしょうか。それも結構良いモデルです。
なんでこんなに遅いんだ?と思っていると

バン!バン!バン!!
お客様がパソコンを叩き始めました。
『おせぇなぁ!おい!しっかりしろよ!』
バン!バン!バン!!

何してんの!
と言いたくなりましたが
「あ、あの、それは・・・」
まさかの光景に驚いてしまいこのくらいしか声がでません。

『お、やっと言う事をきいたか』
『こいつは叩かないとダメなんだよ』
まるで昭和時代のシンプルな家電製品を扱っているかのようなセリフです。
それでも何とか立ち上がってきました。
『でも遅いでしょう、毎回これで嫌になっちゃいますよ。なんでこんなに遅いの?』
パソコンは叩いてはダメですよ!叩けばパソコンは遅くもなるし、故障しますよ
とはっきり言いたいのですが、そこはやんわりと、でも変わるように伝えます。

『叩いたらダメなの?でも叩かないと分からないんだよ』
ペットじゃないんだから・・・
このご時世、ペットですら叩いたらダメなのに、家電製品、それもパソコンを叩いて起動させる方がいるとは思いませんでした。

ここで、いつも持ち歩いているHDDを取り出し、その中身をお見せします。
「ここにデータを保存するプラッタと呼ばれるディスクがあり、これをヘッドと呼ばれるこの針みたいなものでデータを読み取っていまして・・・簡単に言っていまうとレコードのような構造で・・・」
なんで叩いたらダメなのか、というのを説明します。
『はぁ・・そうなの?』
・・・私のつたない説明で伝わったでしょうか?
少々不安ですが、叩いたらダメということだけしっかりお伝えしました。

このパソコンはHDDがもうだめでしょう。
SSDに交換すれば、元が良いパソコンなだけにかなり快適になるとは思いますが、お客様はもうこのパソコンはいいや、新しいのを買うよ、とおっしゃって新しいパソコンを弊社で買って頂く運びとなりました。

弊社ではパソコンの販売もやっていますが、新しいパソコンになってもまた叩いてしまうようならばすぐ壊れてしまうでしょう。
そうならないようしっかりお伝えしないとなりませんね。