この頃暖かいですね。
日差しは弱いので車での移動中も車内が暑くならず、寒くもならず、日中は少し窓を置けているとちょうどよい気候です。
もうしばらくこの陽気が続けばよいのですが、来週には平年並みの気温に逆戻り、師走の足音が聞こえてくるそうです。
晩秋を満喫中のパソコンホームドクターです。

さて、最近はストレージがSSDを搭載のPCが増えてきてはいますが、まだまだ一般的にはHDD搭載のPCを使っていらっしゃるユーザーさんが多いのが現状です。
HDD搭載のパソコンには特に言えることですが、簡単にパソコンを長持ちさせる方法があります。
それはシャットダウンを極力行わないこと。

律儀な方、マメな方ほど丁寧にパソコンをシャットダウンしています。
シャットダウンとは要は、パソコンの電源を切ることですので、パソコンに電気が流れず、部品も劣化しない、省エネにもなり良い事ばかりのような気がします。

確かにシャットダウン中はパソコンにとっていい事なのですが、問題は電源を入れるときです。
シャットダウンをするという事は、次にパソコンを使うときには電源を入れるわけです。
電源ボタンを押して、パソコンを起動させるわけです。当たり前ですね。
ただ、この起動が良くないのです。
パソコンを起動させるということは、HDD上にあるOSからシステムファイル類、保存データなどが全て読み込まれ、アプリによっては起動、開始を行います。
これはHDDにとって大変負荷がかかる作業です。
PCの故障、特にHDDの故障はほぼこの起動時に起きています。
起動しようとしたら途中で止まる、フリーズする、起動中に青い画面が出る、再起動を繰り替えずなど
あげたらキリがありません。
つまり、できるだけHDDの起動を少なくしてあげれば良いのです。
じゃあ電源着けっぱなしが良いのか?

かなり昔のPCは電源着けっぱなしというのが良いと言われていた時代もありました。
ただ、現在はHDDをはじめ、ほかの部品が良くなったので、その時ほどHDDに負荷がかかりません。
また、電源着けっぱなしはHDD以外の部品にはあまりよくないのです。ノートパソコンなどでは排熱の影響もあり、特に夏場はHDDにもよくないでしょう。
じゃあどうするか?
そこで使ってもらいたいのがスリープです。

このスリープ機能、あまり使ったことがないという方が多いのですが、スリープは起動ファイルやシステムをメモリ上に格納させてパソコンを休ませるものです。
すべてのデータをHDDに格納、保存するシャットダウンとは違い、メモリ上に格納させます。(場合により一部データはHDD上になりますが)
起動時はHDDではなくメモリ上に格納されたデータを読み込むので、データの展開が早く、シャットダウン時の起動よりはかなりパソコンにとって優しいのです。
スリープの消費電力は数ワットですので、省エネですし、熱も出ません。パソコンにとってかなり理想的な環境です。
スリープを使ったことが無いという方はできるだけスリープを多用し、シャットダウン、起動の回数を減らしましょう。

パソコンをほとんど使っていないんだけどなぁ、とおっしゃるお客様のPCが壊れた場合、振動によるHDDの故障か、シャットダウン、起動のやりすぎで故障のどちらかです。
HDDの使用時間1800時間程度ででシャットダウン回数7000回を超えている方もいおらっしゃいました。
つまり15分に1回は電源を切っているのです。
実際の使用時間は1800時間程度ですのであまり使っていないというのが実際のところです。
ノートパソコンでも、普通に使っていれば5000時間~8000時間程度のお客様が多いので、1800時間というのはかなり少ない方です。
一方でシャットダウン回数7000回は多い方です。一般的には3000回~5000回程度かと思います。

ただ、たまにはシャットダウン、起動をしてあげてください。Windowsupdateのデータなど更新データがある場合はシャットダウンや再起動をしないと更新されない場合がありますし、メモリ上のデータもたまにはシャットダウンを行い、クリアする必要があります。

ちなみに私の私用パソコンは1週間~2週間くらいはほぼスリープです。
使っていて、ちょっと重くなったかな?となんとなく感じたなどはシャットダウンしています。