パソコンホームドクターです。
暑かったり、少し肌寒かったり落ち着かない気候です。
ただし、この3週間ほど変わらないのが湿度。
毎日毎日、ジメジメしていてこれだけは安定していると言えるでしょう。
こんな時期に多い、起動しない、動かないといったパソコンの原因について記事にします。

当たり前ですがパソコンは電気で動いています。
当然、内部には電気が流れCPUやさまざまな部品が動いています。
また、パソコンは使っていますとどうしてもパソコン内部にホコリが入ってきます。
ペットの毛やホコリの多いお宅ならばもちろん、毎日のように掃除をしているお宅でも少なからずパソコン内部にはホコリが入っていきます。
そのホコリがこの高湿度で湿気を帯びるのです。
水は電気を通します。湿気を帯びたそのホコリがマザーボードや電源内部、メモリなどの基板上にあると電気の流れを阻害します。
本来ならば一定方向に流れなければならない電気が湿気を帯びたホコリのせいで遮断されたり、方向が変わったり電圧が弱くなったりといった問題が起こります。
言ってしまえば電気が帯電している状態です。
正常に流れ、一定部品で処理、消費される電気がそこまで届かなくなってしまう。
電圧が足りなくなってしまう。
こうなるとパソコンは正常に起動しません。もしくは起動してもフリーズしてしまいます。

今年はこの長雨とジメジメとした湿気のせいでこういった故障が大変多いのです。
ノートパソコンが中心ですが、比較的新しいデスクトップパソコンでも同様の現象が起きました。
直し方は放電作業が必要ですが、電源など部品が壊れてしまうこともありました。
対処法として、あまり暑くなくてもできればエアコンや除湿器を使ってお部屋の湿度を取り除いてください。

暑ければ多くの方がエアコンを使います。エアコンは除湿機能も付いているので使っていれば部屋の湿度も下がっていきます。
ただ、この時期は湿気があっても、あまり暑くなければエアコンを使わない場合も多いかと思います。それがパソコンにとってはかなり危険です。
特にノートパソコンはデスクトップパソコンより帯電しやすいので長時間ノートパソコンでの作業を考えている方はできるだけエアコンを入れての作業をお願いいたします。