パソコンホームドクターです。
皆さん朗報です!
USBに何かしらのデバイス(USBメモリや外付けHDD)を付けて、取り外すとき「ハードウェアの安全な取り外し」をクリックしデバイスを外していたかと思います。
いわゆるこれ
これが不要になりました。
2019年4月2日、Windows10のバージョン1809の2度目の累積アップデートがリリースされました。このバージョン1809以降で、MicrosoftはWindows 10における外部記憶メディアの取り外しに関するポリシーを変更しており、「ハードウェアの安全な取り外し」は不要になりました。
つまり今後はUSBの抜き挿しはPCでの操作は何もしないでOKという事です。
勝手に挿して勝手に抜いていいのです。
これは便利になりました。
今まで「ハードウェアの安全な取り外し」をクリックしないでうっかり抜いてしまい、USBメモリのデータが消えてしまった方もいるでしょう。(私はあります・・・かなり昔ですが)
そういうドジっ子にはうれしい改善ですね!こんなに喜んでいるのは私だけでしょうか?
ちなみにWindows10のUSBデバイスのポリシーを見ますと今まで通り「ハードウェアの安全な取り外し」をクリックしてから取り外したい方用の「高パフォーマンス」モードも残っています。
ポリシーを変更しない限り「ハードウェアの安全な取り外し」無しで勝手に抜き挿しできる「クイック削除」モードが既定となりますので普通にパソコンを使っていれば「クイック削除」モードに変更されます。
Microsoftがわざわざ「高パフォーマンス」モードと「クイック削除」モードの2つの選択肢を用意したのはキャッシュを使ってデータを読み書きするか、しないかという選択権を与えてくれたのです。
今まで通り「ハードウェアの安全な取り外し」をクリックしてから取り外す場合、キャッシュを使ってデータの読み書きをしていました。キャッシュがあるから勝手に抜くことができない。キャッシュを整理するために「ハードウェアの安全な取り外し」が必要だったという訳です。
新設の勝手に抜き挿しできる「クイック削除」モードはキャッシュを利用しません。だから抜き挿ししてもデータ損失が無い、という訳です。
ただ、キャッシュを利用しない分、読み書きには時間がかかります。パフォーマンスとしてはキャッシュ有りの方が高いです。だから「高パフォーマンス」モードなんです。
ちなみにWindws7の頃からキャッシュ利用はしていないそうです。知らなかった・・・。今まで一生懸命クリックしていたのは何だったんでしょう?
Microsoftが「ハードウェアの安全な取り外し」を行わなくてもUSBを取り外してOKと公式に公開したのが今回初めてとなります。
おそらくすでに多くのパソコンにバージョン1809の2度目の累積アップデートは行われている事と思いますので、お時間がある方は何かしらのUSBデバイスを挿してポリシーを確認して見て下さい。
尚、当たり前ですが、データの移動中、アクセスランプが点いているときに勝手に外すのはダメです。壊れますのでご注意ください。
でも昔データが壊れた経験がある私からすると何もしないで抜くのはどうも怖いですねぇ。大丈夫なんでしょうけど、慣れるまではちょっとビクビクしそうです。
コメント
コメント一覧 (2)
(Windows7では1.1。Windows10では基本2.0ですが「安全な取り外し」をしたときに、LFS2.0から1.1に書き換えられる)
今、最新のWindows10でコマンド叩いてLFSのバージョン確認したら1.1…確かにこれなら引っこ抜いても7とやりとり出来るけど!
USBメモリでの2.0を諦めたって事なのでしょうか。
ただ、これ必ず起こるわけでもないようで、いつ起こるのかよくわからないのが現状です。
win7 → win10 → win7 で不具合が発生することが多いのですが必ずではありません。
なんだかよくわからないのです。
また、先ほど私のWin10のパソコンも調べましたがLFSのバージョンは1.1でした。
聞いたことありませんが。WindowsUpdateか何かで1.1に統一されたんですかね?それか自分で設定したのかな?記憶がないのですが・・・