パソコンホームドクターです。
最近、夕方になると大声で叫ぶおじさんが時々出現します。
叫ぶと言ってもお酒が入っているようで上機嫌なのですが、まだ夕方の5時なのにかなり酔っているようです。
良い気持ちなのは分かりますが、さすがに早いせいか注目の的です。
本人は注目されていることに気が付いていないのか良くわからないことを大声で話し笑いながら10分ほどで消えていきます。
窓を開けて電話しているとそのおじさんの叫び声が聞こえてしまい、お客さんに迷惑がかかる事があり、ちょっと困っています。

みなさん、ウイルス対策ソフト、使っていますか?
多くの方が何かしらのソフトを使っていると思います。
私がご訪問したお客様の中ですと8割~8割5分くらいの方は使っています。
今回はウイルス対策ソフトのメリット、デメリットについて簡単にお話ししましょう。
ウイルス対策ソフトといえば
ウイルスバスター、Norton、Mcafeeなどが有名です。
その他にZERO、ESET、カスペルスキー、Webrootあたりならば聞いたことがある方も多いと思います。
最大のメリットはもちろん、ウイルスを侵入させない、駆除してくれるといった点です。
これ以外のメリットはほぼありません。
一部にアドオン機能や支援ツールなどが組み込まれたものもありますが、それを目当てに選んでいる人はあまりいないと思います。
このウイルス対策ソフト、入れておかないと本当にウイルスに感染するのか?とよく聞かれますが答えはほぼ100%何かしらのウイルスに感染します。
ですが、それがパソコンに大きな悪影響を及ぼすものはあまりありません。
例えばパソコンを壊してしまう破壊型や情報を外に出す暴露型などです。そこまで凶悪なものに感染することはあまりありません。
しかし、何かしらのウイルスに感染するのは間違いないありませんが大したことのないウイルスならば気が付かないだけなのです。以前100個以上のウイルスに感染して気が付かない方もいました。

さて、ここまでウイルスについてお話ししましたが、多くの方は悪意に基づいて開発され、利用者やコンピュータに不正・有害な動作を行う様々なコンピュータプログラムの事をウイルスと言っていると思いますが、本来ならばマルウェアと言う言葉が正しいのです。
マルウェアの中にウイルスが含まれます。ウイルスのほかにワーム、トロイの木馬、ランサムウェア、スパイウェア、アドウェアなどがあります。それらを総称してマルウェアと言います。
ニュースなどでもよくコンピュータウイルスが・・・といった使い方をしていますが、本来ならばマルウェアと言うのが正しい言い方です。ですが、マルウェアという言い方だとまだまだ周知されていなので分かりやすくするためにあえてウイルスと伝えているのでしょう。

話が少し脱線してしまいましたが、このウイルスを含むマルウェアはウイルス対策ソフトである程度まで防げますが100%ではありません。
新型のマルウェアですと、ウイルス対策ソフトは新しいマルウェアなのでそれがパソコンにとって良い物か悪い物か分からないのです。
新型のマルウェアが出て少し時間が経ちますと、それが悪影響を及ぼすものだ、との情報がウイルス対策ソフトを作っている会社に届きます。会社は新型のマルウェアを防ぐようにアップデートファイルを作り、インターネットを通じてファイルを送ってきます。そのファイルをパソコンに入れることによってはじめて新型のマルウェアを防いだり駆除できるようになります。
つまり、アップデートファイルが送られてくるまでの間に新型のマルウェアが侵入してきた場合、必ず感染します。また、使用者から見てマルウェアの類だな、と思ってもウイルス対策ソフトからはマルウェアと判断されないソフト類もあり、100%感染を防ぐのは不可能です。
ただ、ウイルス対策ソフトを入れておかないと何かしらのマルウェアに感染するので、入れておいたほうが安心でしょう。
実際は感染しても気が付かない方が多いので、実害が出るほどの酷いマルウェアはあまりありません。

ではウイルス対策ソフトを入れないメリットとはなんでしょう?
一番のメリットは入れないことでパソコンが軽くなる、と言う事です。
ウイルス対策ソフトは結構重いソフトです。
メモリを食いますし、インターネットやメールなどの動作時にも必ず食い込んできます。
古いパソコンや性能の低いパソコンだとその重さは顕著に現れます。
2008年~12年ころはウイルスバスターはかなり重く、動きが鈍くなるパソコンが結構ありました。
最近はクラウド化されたウイルス対策ソフトが増えてきており以前ほどの重さは無くなってきました。

あとは誤作動によりメールやネットが繋がらなくなることもあります。
前にあったのは、どのウイルス対策ソフトとは言いませんが、Windowsの大事なシステムファイルをマルウェアと誤認して削除してしまい、Windowsが起動しなくなるといった酷い誤作動があったこともありました。
ウイルス対策ソフトがウイルスみたいな動きをしているのです。ひどい話です。利用者は怒りますよね。
しかし、残念ながら今後も時々はそういった誤作動が起き、利用者が迷惑を被ることになると思います。

ウイルス対策ソフトは安全を買うものです。ですがデメリットもあります。
私からはかならずして下さい。とは言えませんが、そこそこのパソコンならばしておいたほうが良いでしょう。
一方で大事なデータもないし、メールなどで誰ともやり取りをしていない。USBメモリなどでもデータの共有はしていない、感染してもリカバリーすればいいと割り切った考えの方は無くてもいいのではないでしょうか。
実際、そういった方もいらっしゃいますし、それが悪い事とは思えません。
ただ、メールなどをしていると2次感染の可能性があるので、お友達に迷惑がかかることになります。
自分だけの事ではないのでメールをされている方はマナーとしても入れることをお勧めいたします。

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