前回の続きです。

ノートPCとデスクトップPCのCPUについて説明しました。
ではメモリとHDDの違いについても書きたいと思います。

まずメモリ
現在はデスクトップ用メモリはDIMM、ノート用はS.O.DIMMが主流です。
DIMMとかはメモリの形の規格と考えてください。
DIMMと呼ばれる形のメモリが主流なんだ~くらいの捉え方で良いと思います。
ノート、デスクで別の名前が書かれている通り、メモリも両者で形が違います。
DSCN8068
左の小さい2枚がノート用メモリ、S.D.DIMM
右の長いものがデスクトップ用メモリ、DIMMです。
大きさが倍くらい違いますよね。
規格が違うため両者に互換性はありません。(デスクトップPCにノート用メモリを付けれる変換キットはありますが、あえて使う意味はありません。)

両者でCPUほどの性能差はありませんが
同じ容量のメモリですと、ノート用メモリの方が高いことが多いためデスクトップの方がお買い得です。
また基盤が大きいため熱も分散するので故障がしやすいのもメリットですね。

次にHDDです。

当然HDDも両者で規格が違います。
3.5インチHDDがデスクトップ用
2.5インチがノート用です。
大きさ、重さも違います。
DSCN8069
左の小さいく薄いものがノート用2.5インチ
右2つの大きいものがデスクトップ用3.5インチです。
尚、下の画像は厚さを比べていますが、真ん中のデスクトップ用HDDが右と比べて少し薄いのがわかるでしょうか。
このようにたまに薄いタイプのHDDもあります。
安いPCはHDD容量も少ないため、薄いHDDが載っていることがあります。

両者の最も大きな違いは容量の違いです。
デスクトップPC用HDDですと現在一般に売られているもので最大8TB
ノートPC用HDDですとそれが2TBまでとなります。
容量差は4倍です。
値段も違います。
同じ容量のものならばデスク用HDDの方が半額程度のお値段になります。
お財布に優しいですね。
また、データの読み書きが早いものはデスク用HDDの方が早いことが多いです。
データの読み書きが早ければPCの起動なども早くなる要因となりますのでこれはありがたいですね。
デスクトップ用HDDの方が良いことばかりなのですがノート用HDDの良い点もあります。
小さく軽いので持ち運びが楽であり、消費電力が少ない。
数ワット程度の大した差ではありませんが少ないに越したことはありません。
それと、ノートPCは持ち運ぶことが多いため、衝撃に強い設計になっていることが多いのです。
ただ、デスクトップPCを常時動かしたりする人はほぼいませんのであまりメリットはありません。
外付けHDDをよく持ち運ぶ方はノート用HDDの方が向いているかと思います。

ここまでノートPCとデスクトップPCの部品の違いについて簡単に書いてきましたが
これらの違いを踏まえたうえでどのPCを買ったらいいのか、次回に書きたいと思います。
本来はもっと細かい規格や場合分けが必要になるのですが、全部書いているといつになったら終わるのか先が見えないため、今回は省略させて下さい。

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