今回はちゃんとしたPCの話です。

先日、故障したPCからデータ取り出しの依頼がありました。
普通のデータはHDDさえ壊れていなかれば比較的容易に取り出せますが
Windows Live メールのアドレス帳はWindows Live メールが起動しないと保存できません。
PCが壊れているので、OSは起動できません。
もちろんWindows Live メールも起動しないので、通常の方法では起動できません。
通常の方法でアドレス帳をバックアップするのならば
「アドレス帳」をクリックし、アドレス一覧が出てきたら「エクスポート」でできます。
検索すれば沢山情報が出てきますのでここでは省略します。

ここでは起動しないPCからアドレス帳取り出す方法について記載します。
当たり前ですがアドレス帳も他のデータと同じようにどこかに保存されているわけで
そのデータを取り出せば良いことになります。
ではそのデータはどこに保管されているのか。

Windows Live メール2012ならば

C\ユーザー\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Windows Live\Contacts\Default\15.5\DBStore
の中にあります。

ここで注意点があります。
DBStoreは保護ファイルでありかつ隠しファイルでもあります。
保護ファイル、隠しファイルは通常では見ることができませんので見れるようにしましょう。

コントロールパネルより、「デスクトップのカスタマイズ」をクリックします。
アドレス帳保管場所
「デスクトップのカスタマイズ」の画面が開いたら、「フォルダーオプション」をクリックします。
アドレス帳保管場所2
「フォルダーオプション」の画面が開いたら「表示」タブをクリックします。
アドレス帳保管場所3
その中に「隠しファイル、隠しフォルダーおよび隠しドライブを表示する」
という項目があるので、それをクリックします。
アドレス帳保管場所4
クリックしたら最下部へ移動します。
最下部に「保護されたオペレーティングシステムファイルは表示しない(推奨)」という項目があります。
それにチェックが付いていると思いますが、そのチェックを外します。
外したら下にある「OK」ボタンをクリックします。
アドレス帳保管場所5

これで保護ファイル、隠しファイルが表示されるようになりました。

これでフォルダを追っていけばDBStoreが現れます。

C\ユーザー\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Windows Live\Contacts\Default\15.5\DBStore

このDBStoreを取り出し、新しいPCの同じ場所に上書き保存すればすべてのアドレス帳が復活します。
アドレス帳保管場所6

ちなみにWindows Live メール2011ならばバージョンの数字が変わるだけで

C\ユーザー\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Windows Live\Contacts\Default\15.4\DBStore

の中にあります。
ご自身でされる方は保護ファイルをいじりますので慎重にしてください。
無理やり取り出すことになりますので、すべて自己責任でお願いします。

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