今日は国立市のお客様よりデータ移動のご依頼がありました。
HDDがかなり破損しているので取り出すのも苦労したのですが・・・
特にメールの受信データが大量にあり、細かくフォルダ分けされています。

通常、受信したメールなどを移動、新しいPCに引っ越しするには、Windows Liveメールを起動し、[ファイル]-[電子メールのエクスポート]をクリックしバックアップするのですがそれだと少し問題が起こります。

メールをインポートし、再度Windows Liveメールを起動すると「送信トレイ」の下部に「保存フォルダー」というものが作られ、その中にある「インポートされたフォルダー」の中にすべてのメールが復元されます。

メールの数が少なければ、自分でインポートしたメールを選択してWindows Liveメールの「受信トレイ」などにメールを移動すればよいのですが、今回のお客様のメールは15000通ほどあり、フォルダも50個以上細分化されていました。「インポートされたフォルダー」内のフォルダごとの移動はできないのでフォルダを予め手で作成しておき、そこに振り分けないとなりません。
非常に面倒くさいですね。

今日はWindows Liveメールでのインポート、エクスポートのやり方ではなく、PC内に保存されているメールのフォルダごと移動する方法をお伝えします。

Windows7、8でのLiveメールの保存場所は以下の通りです。

C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Microsoft\Windows Live Mail

APPDataは隠しフォルダになっていますので通常は見えません。
隠しフォルダを見えるよう設定してください。
分からない方は以下を参考してください。
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2453311/ja

Windows Live Mailフォルダーの中にメールアカウント名が記載されたフォルダーがあると思います。
名称未設定 2


ここで注意して頂きたいのが、探すフォルダは
メールアドレスではなくメールアカウント名です
アカウント名は通常これの事です。
この名前をご自身で勝手に変えてしまっている場合はプロパティから探してください。
名称未設定 3


アカウント名がわかったらフォルダー全てをコピーして移行先PCの同じ個所に移動します。
受信フォルダだけでなく、ごみ箱のメールや迷惑メールなんかも移動しますので
必要のない方は予めWindows Liveメールを起動してすべて消去しておいてください。

これで完了です。
メールが沢山ある方、フォルダーに細分化されている方はこの方法のほうが簡単に移動できます。
※画像は個人情報保護のためお客様のメールを流用したものではございません。


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