パソコンホームドクター アリンのブログ

東京都小平市を中心にパソコンの修理、設定、データ復旧を行っているパソコンホームドクターアリンと申します。パソコンの修理やHDDのデータ復旧、取り出しなど気が付いたことを書いていきたいと思います。
主にパソコン修理やネットワーク設定、プリンターなどの周辺機器設定をさせて頂いております。低価格で壊れたパソコンや外付けHDDからデータを復旧させる格安データ復旧サービスも行っております。
小平本店、国立支店、世田谷支店、練馬支店の4店がございます。

4月の上旬は毎年ながら引っ越しやパソコンご購入に伴う設定、修理が増えどうしても忙しくなります。
今年もその例にもれず上旬は何かとご依頼が多く忙しい日々を過ごしておりました。
特に今年は11日のVistaサポート終了に伴いそういったお電話が多く尚更と言ったところでしょうか。

先日も府中市の常連のお客様からお電話がありました。
『Vista使っているんだけどこれはもう使えないの?』
「使えますが、マイクロソフトからのセキュリティ更新プログラムの提供が終了してしまうため、システムに脆弱性が見つかった場合は危険な状態になる可能性があります。」
『・・・よく分からないけど、使えるには使えるんだね?』
「使えるには使えます。」
分かりにくい言い方で申し訳ありません。
ただ、内容をより簡素化し、分かりやすくしたうえで重要な事を伝えようとするとどうしても分かりにくい表現になってしまうのです。

正直言いますと、Vistaであろうがすでにサポートの切れたXPや2000といったOSであろうが脆弱性が見つからなければ問題なく使えます。
ただ、今までのOSを見ていますと必ず脆弱性は見つかっていますのでこの先ずっと見つからないということはほぼあり得ないと思います。
また、脆弱性が見つかったとしてもウイルス等の侵入が無ければ問題ありません。
ですが、万が一その脆弱性を狙ったウイルスが侵入しようとした場合、ウイルスに感染してしまいます。
PCの用途はインターネットを見るだけ。大事なデータも入っていない。誰ともメールでのやり取りや、データの受け渡しはしていない、と言った方ならばウイルスに感染しても誰にも迷惑はかけませんので壊れてもいいやという感じで割り切って使うのもいいかと思います。
お勧めはしませんが、そういった使い方もあると思います。

また、よく聞かれるのがウイルスバスター等のウイルス対策ソフトが入っているから大丈夫じゃないの?といったお問い合わせです。
ウイルス対策ソフトはどんなものでもWindowsのアップデートが行われていることが前提で作られています。Windowsアップデートの中にはセキュリティ更新プログラムがありますので、サポートが切れたOSではいくらウイルス対策ソフトを使っても効果が薄くウイルスの侵入を防ぐことはできません。

壊れていないPCをサポート終了といった理由だけで手放すのはもったいないという方も多くいますが
大事なデータや友人知人に迷惑をかけないためにも早めに買い替えをお勧めいたします。

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本日、WindowsVistaのサポートが終了しました。
2007年の1月30日に発売されてから約10年。
XPから6年、久しぶりのOSということで心が躍ったものです。
よく聞かれるのが、サポートが終了するとどうなるの?急にパソコンが使えなくなるの?といったご質問です。

サポート期間が終了すると、セキュリティ更新プログラムの提供が終了してしまうため、OSに脆弱性があった場合は、非常に危険な状態となるだけですので、使えるには使えます。

ただ、ウイルスに感染する可能性が高くなりますので使い続けているのは危険ということです。
インターネットに繋げなければ危険性は低くなりますが、USBメモリ等のデータ保管媒体からの侵入も考えられますので早めに切り替えた方が良いかと思います。

Vistaが発売された当時、パソコンのメモリは多くが512MBであり、性能の高いモデルでもせいぜい1GBといったところでした。エアロ機能や透明化システムを搭載したVistaは発売当時のPCにとって非常に重く、使えないOS、と言われ評判が低い物でした。
私は2007年の3月頃、PCを組み替えてVistaのPCを作りましたが、自作機のPCでしたのでメモリを4GB積み評判よりずっと使いやすいOSだなぁと思って使い続けていました。セキュリティが無駄に高くその点では難儀しましたがそれほど悪い印象はなかったように思います。
そのあとに出たWindows7が素晴らしいOSだったのですぐにそちらに乗り換えましたが。
7はいまだに現役で使っています。

馴染みのあるOSのサポートが切れてしまうのはさみしいですが、仕方のない事ですね。
次はWindows7です。今のところ2020年にはサポートが切れる予定ですが、XPの時のように延長してほしいですね。

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東京では21日に桜の開花が発表され1週間以上経っていますが近所の小学校の桜はまだほとんど咲いていません。今年はゆっくりですね。毎年花見をしたいと思っていますがなかなかその機会が無いパソコンホームドクターです。

先日、小平市のお客様よりパソコンを買ったから新規設定してほしいとのご依頼がありました。
新規設定というのはだいたい、初期起動からOS立ち上げ、設定、インターネット設定、メール、プリンター接続設定といった内容が多いのです。

ご訪問し早速設定を始めます。
・・・・・・・・・・・
お、遅い・・・
これ新品なんだよね?と思う程手間がかかります。
タスクマネージャーをなんとか起動するとCPU使用率はほぼ100%
つまりPCで処理が追いついていかないのです。
別に変な操作をしている訳ではないんです。PCを起動しているだけです。
それなのに100%
そりゃPCの起動にはCPUからメモリからHDDからすべてを結構使って動かすことは重々承知しています。
CPU使用率が100%になることもあります。でも普通のPCはそれが数秒で終わるのです。
このPCはほぼ100%なのです。
『ずいぶん時間がかかるね』
とお客様からの一言。もちろんお客様が見ても遅いことは分かります。
「大変恐縮ですが、このPCはお値段がかなりお安かったのではないでしょうか」
『安かったよ3万円ちょっとくらいだった。だから買ったの』
「3万円程度ですと、どうしてもそれなりの部品しか入っていないので性能が低くて処理がおいついていかないんです」
『そうかーまぁインターネットくらいはできるでしょ?』
「できますが、時間はかかるし遅いと思いますよ」
私はこういう時は曖昧に濁さずはっきり言いますので、失礼だったかもしれません。ただ、自分が分からないことを相手に聞いた場合、白か黒か、ダメか良いのかはっきり言ってもらいたいのでいつもこのような言い方をしています。

最近は名前のあまり聞いた事の無い様なメーカーから格安PCがたくさん出てきています。
メーカーはどこでもいいのですが、やはり安いPCはそれなりです。
今から20年ほど前はPCはまだ高価なものでそれでもインターネットを見るだけでも結構時間がかかっていました。
それは技術が追い付かず、仕方がなかったものですが、それから10年。2000年代中盤~2012年頃になるとほぼどんなPCもインターネットくらいはサクサクできるPCが当たり前になりました。
近年になり、格安PCが出回り始めたことで20年前に体験したような遅いPCを時々目にします。
違うのは値段。当時の1/10以下。安くなりましたね。
安いのは歓迎ですが、これだけ動作が遅いとやはり気の短い私のような人間はイライラしてしまいます。

「このPCは価格が安い分、性能はそれなりですので起動時は時間がかかります。電源を入れてから十分時間が経ってから操作してください」
「無理をするとフリーズや故障の原因なります」
そのようにお伝えしました。
それにしても時間がかかった。なんで新規設定でこんなに時間がかかるの?と久しぶりに思いました。

最近のPCは安い物が大変多く出てきました。
ただ、安すぎるのも問題です。まともに動かないのであれば用途に耐えません。
また、安いPCはだいたい寿命が短い傾向にあります。
別に最新の最高峰のPCを買えと言っている訳ではありません。私はPCメーカーの回し者じゃないのでそんな宣伝や押したいメーカーなどありません。
ただ、インターネットをする程度でも、officeソフト無し6万円程度までのPCは避けた方が無難かと思います。
もちろん値段より部品、性能を見て決めるべきですが、値段で分けるとそのくらいがラインかなと思います。
せっかくPCを買ったのに遅くてイライラしたりすぐ壊れてしまうのでは意味がありませんね。

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