パソコンホームドクター アリンのブログ

東京都小平市を中心にパソコンの修理、設定、データ復旧を行っているパソコンホームドクターアリンと申します。パソコンの修理やHDDのデータ復旧、取り出しなど気が付いたことを書いていきたいと思います。
主にパソコン修理やネットワーク設定、プリンターなどの周辺機器設定をさせて頂いております。低価格で壊れたパソコンや外付けHDDからデータを復旧させる格安データ復旧サービスも行っております。
小平本店、国立支店、世田谷支店、練馬支店の4店がございます。

パソコンホームドクターです。

3月は移動の時期です。
別れを経験した高校生や大学生が新社会人や大学1年生になるための準備期間でもあります。
自分の自宅から通える会社や大学であれば良いのでしょうけど、一人暮らしをされる方も多いはずです。
1人暮らしとなれば引っ越し。
荷物のなかにはパソコンがある方も多いのでしょう。
3月は引っ越しによるパソコンのトラブルが増えるのです。

大前提として、パソコンは基本的に振動に弱いです。
デスクトップパソコンはもちろん、ノートパソコンでも持ち運びばかりしているノートと、ほぼ移動しないノートならば移動しないノートの方が長持ちします。
タブレットくらいになると、持ち運ぶことが当たり前なので、性能を削って、持ち運んでも故障しないように作られてはいますが、それでも持ち運ばない方が良いのです。
引っ越しにより、どうしても、それも長時間移動せざるを得ないパソコンが移動先でトラブルになることが多々あります。

先日もこのような電話がありました。
『電源が入らないんですけど・・・』
「パソコンの電源が入らないということですか?」
『はい、昨日までは問題なかったんですが、引っ越しでダメになったみたいで』
声の感じでは20代くらいの若い男性。
「デスクトップパソコンですか?それともノートでしょうか?」
『デスクトップです』
「昨日までは点いていたけど、今日、引っ越されて初めて電源を入れようとしたけど、電源がはいらないということでしょうか?」
『はい、そうです』
今年もこの時期に多い、引っ越しによる振動での故障のようです。
「かしこまりました、一度見させてもらいたいのですが、良いでしょうか?」
『あ、お願いします』
「ご住所を頂きたいのですが・・・わかりますか?」
『あ、えーと、住所ですか?えーと書いた紙があったんんですけど・・・どこだっけ・・』
住所がすぐ分からないというのもこの時期のあるあるです。

ご住所を聞いて、早速ご訪問。
『こんにちは、パソコンホームドクターです。』
小さめの玄関の脇には引っ越しの荷物を入れていたであろうダンボール。
そして、きれいに整頓されたお部屋。所々空いている収納スペース。
引っ越しをされたばかり、といった感じできれいにまとまっています。
「こんにちは、パソコンはこれです」
『あ、これ、ですか?』
目の前には中型のデスクトップパソコン。しかし何やら形がおかしい。
『・・・凹んでいるように見えますが・・・これでいいんですか?』
「え~と、実は昨日、引っ越し中に落としまして、電源ボタンがめり込みまして、電源が入らないんです」
一部が変形し、ボタンは取れ、窪んでいます。
『・・・物理的に電源が入らない、ということですか?』
「そうですね」
振動とかではなく、ただ落としただけなのか、そりゃ電源ボタンが壊れたら電源は入らないけど、ここまで見事に壊れているのは珍しいなぁ
『とりあえず、電源ボタンを含むケース以外に故障しているか調べないとダメですね』
そうお伝えしてお預かりとなりました。

デスクトップパソコンだったので、電源ケーブルを検査用ケーブルに付け替えてスイッチを入れると
ブーン
見事にファンが回り、起動してくれました。
壊れたのはケースだけのようです。
よくあれだけ壊れていたのに起動したなぁと思いますが、とりあえずは安心しました。
別のケースに入れ替える必要がありますが、全ての部品を壊れたケースから取り出し、新しいケースに組み直す必要があるので、結構大変な作業です。
ケースさえ変えれば動きますが、ここまで大きなダメージを負っているとなると少なくともHDDには何かしらのダメージがありそうです。寿命の面で大丈夫なのか心配です。
そのことをお伝えしてから、交換作業となりました。
家の中で床で落としたくらいならば、あそこまでは壊れないでしょう。おそらく外でコンクリートなど硬い場所にそこそこの高さのある場所から落としてしまったのかな、と思います。
デスクトップだからケースだけの交換で済みましたが、これがノートだったらケースはもちろん、液晶も壊れていたでしょうね。

パソコンホームドクターです。

初っ端から変な話となり恐縮ですが、私は、頭髪は白髪が増え、おでこもやや広がり、手足の乾燥がひどくなり、子供には顔にあるシミを「顔にゴミがついている」と言われ、肩こりや目の疲れに悩まされる、いわゆる中年と呼ばれる年齢になりました。
加齢によるものなので仕方がないかな、とは思いますが、体型だけは学生時代からほぼ変わらず、痩せ気味なままです。大きく腹がでる事もなく細身です。
若いころは細くても肌がきれいで張りもあり、元気に見えるのでしょうけど、歳をとってくるとそうでもなくなってしまうようです。
今日はそんなお話です。

何度かご訪問させて頂いている小平市のお客様。
いつも何かとお心遣いをいただきまして、大変すばらしい方です。
『いつも遠い所ありがとうございます』
車で10分と近いのですが、必ずこのお言葉です。
『散らかっていて申し訳ないのですが、どうぞ』
大変きれいです。仮に私が性悪な姑だったとしても落ち度を探すのは難しいでしょう。
私が上着をぬげば必ずハンガーを持ってきてくれる、帰り際にはトイレの有無を聞かれる、など、とにかくお心遣いがすごい方なんです。
いまいち気が利かない私は見習わないといけないのですが、気持ちばかりでちっとも実線ができずにいます。
そして、作業の終わりに必ず
『ありがとうございました。お疲れでしょう、どうぞ』
と言われ渡される栄養ドリンク。
初めてのご訪問は6年~7年ほど前でしょうか。その頃はリポビタンDだったような気がします。
いわゆる一般的な栄養ドリンクでした。
数年間はそんな状態だったと思います。しかし2、3年ほど前から少し良い栄養ドリンクに変わってきました。確かリポビタンDスーパーでした。
失礼ながら「お、今日はスーパーなんだ」と思った記憶があります。その時はたまたまかな、と思っていたのですが、次のご訪問時はリゲイン。その次はタフマンスーパーとなり、徐々に高価なものへとシフトしつつあります。
そして先月ついにユンケルを頂きました。
お客様のお言葉も変化しつつあります。

最初の頃
『お疲れでしょう、どうぞ』
中頃
『いつもお疲れでしょう、大変お仕事ですものね、どうぞ』
直近
『本当にお疲れで様です、これで疲れをいやしてください、元気になりますよ』

私はそんなに疲れているように見えるのでしょうか。
全く疲れていないと言うわけではないのですが、そんなに疲れているように見えるのではお客様も心配してしまいます。また、あまりに疲れ気味の人がパソコン修理に来るのも嫌でしょう。
中年になり、若いころのような肌の張りも、きれいさもありません。そうなるとやせ細り、やつれ、つかれきった人に見えるのかもしれません。
そうならないよう、元気に振舞わないとなりません。
またこの栄養ドリンクがリポビタンDに戻る日は来るのでしょうか。来るように努力しないとなりませんね。
一方でこのまま進んでいったらどんな栄養ドリンクが出てくるのか見てみたい気もするのですが・・・

パソコンホームドクターのアリンのHP

寒い日と暖かい日が交互にやってきて、落ち着かない季節になりました。
早く暖かくならないか、と思うものの、確実に大寒のころよりかは暖かくなってきています。
私は寝る時はあまり暖房は使わず、寒い部屋に布団をたくさんかけて寝るのが好きなのですが、朝になると子供が「暖かーい」といって私の布団に入ってきます。
子供の寝室はしっかり暖房が入り、暖かいのですが何故か私の寒い部屋に来て布団に入ってきます。
休みの日でも8時くらいならばまだ良いのですが、早いと6時30分頃には私の部屋に来ます。
6時半は早いよ!まだ寝たいんだよ!と言いますが、一緒に寝ようといって出て行ってくれません。
シングルベッドに大人一人と子供二人。さすがに狭い。しかも寒い。1分もしないうちに布団の取り合いが始まります。
「寒いよ!」
「布団ちょうだい!」
「背中が出てる!」
うるさくて寝ていられません。
自分の部屋で寝れば暖かいし、布団もあるのに、なぜ来るのか。それも早朝のラジオ体操の時間に。うるさいし寒いしで寝ていられず強制的に起床しなければなりません。でも起きたら起きたで「ねむいー」という。
本当にもう来ないでよ。
パソコンホームドクターです。

前に、最近Windows11はメモリを欲しがるようになり、8GBでも少し心もとない、という内容の記事を載せた記憶があります。
その状況は相変わらずで、ちょっと前までとりあえずメモリが8GBあれば十分であった状況から変わりつつあります。特に搭載CPUがAMD社の場合、この状況がさらに悪化します。

CPUには大きく分けて有名なIntelとAMDという2社のCPUが存在します。
10年くらい前まではAMDのCPUはコアなオタク向けとして一部ファンがいたものの、一般ユーザーにはまったく知られていないメーカーでした。
お客様にお話ししても
『どこのCPU?中国製?』
などと言われる始末でした。中国関係の方が居たらすいません、何回か言われました。
AMDはアメリカの半導体メーカーです。そこはIntelと変わりません。
ただ、当時はAMDのCPUはダメというわけではないのですが、Intelの後追いの様なメーカーで、なかなかIntelを越せずにいました。言い方は悪くなりますが、極端な言い方をすれば安い以外の取り柄がないメーカーでした。
しかし、この数年でAMDはIntelと同等、時にはIntelより優秀なCPUを輩出するようになり、CPU市場は地味ながらも静かに盛り上がりました。
優秀と言っても、用途が少しずつ違うため何をもって優秀と言えばよいのかは難しいのですが、とにかくAMDが頑張っていいCPUを出した、と思って頂ければ結構です。

現在はまだ市場シェアはIntelが7割、AMD3割と、知名度が高いIntelの方が高いのですが、最近はAMDを搭載したパソコンをよく見かけるようになりました。
しかし、このAMDのCPUがメモリを特に使います。
前置きが長くなりましたが、AMDのCPUは搭載メモリからAMD Radeon Graphicsに対しての専用ビデオメモリ使用量が2GBも取られるのです。
搭載メモリが8GBあっても、実際使えるメインメモリは約2GB+αを引かれた5.9GB程であることがほとんどです。
では、8GBのうち、25%にもあたる2GBも取っていくGPUビデオメモリとは何なのか。
ビデオメモリはVRAMとも言い、画面に表示される内容を保持するため使う領域です。画面上の情報や表示を保持するために2GBもの容量を割り当てている訳です。
ただし、グラフィックボードがあるパソコンならばビデオメモリはグラフィックボード内にあるメモリが使われるので搭載メモリが割り当てられることはありません。また、ノートパソコンなどでビデオメモリがメインメモリと共通と書かれている場合、このような状態になります。

ちなみにIntelの場合は128MB(0.128GB)しか割り当てられていないのでIntelのCPUを搭載したパソコンの場合、メインメモリは7.9GB程です。実際は状況に応じて共有メモリを臨機応変に使用する設定になっているので場合によっては1GBほど使用することもありますが、それでも2GBまで使用することはほとんどありません。
なので、搭載メモリが8GBで、特にAMD製のCPUを搭載しているパソコンの場合、実用のメインメモリが減り、動作が遅くなる、不安定になるといったメモリ不足による不具合、トラブルが起こる事があります。
このビデオメモリに割り当てる容量はBIOSなどの設定で変更はできますが、単純に減らしていいものなのかは分かりません。
ちなみに2GBの1/4である512MBまで設定したことはありますが、通常の使用(ネットやメール程度)ならばトラブルは起きませんでした。

そんな訳でできるだけメモリは増やしたいのです。特にAMD製のCPUを搭載しているパソコンは尚更です。私がお客様に販売するパソコンならばできるだけメモリを16GB増やしたいのですが、増やせばそれだけ費用がかかります。それをお客様に説明するのが大変難しい。
今、文章にしてもややこしいのに、口頭で説明となると、さらに訳が分からなくなるでしょう。
今はまだ私も容量8GBのメモリを搭載したパソコンを販売していますが、できれば16GBを・・・といった感じで捕捉程度で説明しています。
ですが、私の説明が下手くそなのか、なかなかメモリ増量を頼まれるお客様が少なく、どのように説得してけば良いのか悩んでいます。

もう少しパソコンの価格が下がってくれれば、メモリ追加費用も入れてそこまで高くはならないのですが、円安が続く今ではパソコンも高くなり、価格の低下は見込めそうにありません。
どのようにすればよいのか・・・もっとWindows11がメモリを欲しがるようになったら16GBでなければ満足に動きません、と言えるのですが、現状では8GBでも満足に動くことが多いので、嘘も付けません。我ながら商売下手ですねぇ。
最後は愚痴っぽくなってしまい申し訳ありません。

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